おうちでごはんを食べるとき、
大切なことって何でしょう?
自分でこしらえた料理はもちろん、
デパ地下やコンビニのお総菜だろうと、
ランチョンマットを敷いて、自分のお箸を箸置きに置いて、
お気に入りの器に盛りつける…そのひと手間が、
暮らしを豊かにしてくれると思うのです。
子供の頃から「和の器」が大好きです。
器のお店に通ってご主人にお話を聞いたり、
はたまた陶器市やら窯元巡りをしたりして、
和の器に親しんで来ました。
特別な勉強をしたわけでもない、拙い自己流ではありますが、
和食器を使った食卓の演出を楽しんでいます。
洋食器に比べて、和食器は難しそう…そんな声を聴きますが、
実はその組み合わせ方は、案外と自由なのです。
季節感を大切にすれば、他に決まりはありません。
むしろひとつの器を何通りにも使う…
その工夫や遊び心こそが、和食器使いを上達させるコツです。
なので、時々、大好きな器について、
コーディネートのポイントや、お買い物のコツなど、
ご紹介したいと思います。
是非、ご参考になさってください!
とりあえず、和の器の基本を…
和食器には、おおきく、磁器と陶器に分けられます。
磁石と呼ばれる石の粉が原料の「磁器」。
![jiki](https://stat.ameba.jp/user_images/b4/56/10016234621.jpg?caw=800)
白い磁肌を活かして、繊細で美しい絵付けをすることが多い。
欧米で「ブルー・アンド・ホワイト」と呼ばれる「染め付け」、
赤を始めとした彩色豊かな「色絵」、
凛とした清らかさが魅力の「白磁」や「青磁」など…。
特に、染め付けは、和食器の基本。
幾何学模様や編み目などなど、
古来から伝わるシンプルな文様が、飽きが来ず使いやすい。
ほっくりとした素朴さが魅力の「陶器」。
![touki](https://stat.ameba.jp/user_images/89/f9/10016234624.jpg?caw=800)
土モノとも呼ばれるように、原料は粘土で、吸水性がある。
土の産地、うわぐすりによって、さまざまな味わいが出るのが魅力。
存在感があるので、初心者もつい手が伸びてしまうけれど、
油や匂いを吸いやすいので、扱いには注意が必要。
コーディネートでは、多用すると野暮ったくなりがち。
アクセント的に使うと、うまくまとまります。
例えば、こんな感じ…
![2007.2.18](https://stat.ameba.jp/user_images/e1/1e/10016234626_s.jpg?caw=800)
黒と赤をメイン・カラーに、
土モノの優しい色合いをプラスしました。
変わった形や、塗り物が入ると、新鮮なリズムが生まれますね。
漆の折り敷き(下に敷いたお盆のようなモノ)は、
古道具屋で買いました。
これを使うと、ぴりりと食卓が締まります。
では、また、ご一緒に
「和の器」の世界を探索しましょうね
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)