みなさまこんにちは。
グローバル・リクルーティング局長のやまもとです。
先週の週末辺りから、めっきりと冷え込んで、慌ててコートを引っ張り出した
方も多いと思います。
秋を抜かして、夏から一気に冬に移っちゃった感じですよね。
これからまだまだ寒い日が続きますので、体調には留意しましょう。
さて、今日はこんなニュースを取り上げたいと思います。
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最低賃金上昇で弱者締め出し
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101101/216907/
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各都道府県の労働局が10月中旬から、域内の最低賃金の改定を始めました。
今回は、全国平均の引き上げ幅は現行制度になった2002年以降では
過去最大となりました。
例えば、東京都では、791円から一気に30円引き上げられ、821円となりました。
もちろん、最低賃金以上での雇用を常時していれば問題ないのですが、やはり
この不況下、ギリギリの状態で従業員を雇ってる中小や個人の
企業の経営者の方も多いと思います。
そのような企業の方は、大幅に最低賃金が引き上げられることで、
今まで2人雇っていたバイトを1人へ、8時間働いてもらっていたのを
5時間へ、というように削減をせざるを得ません。
そうすると、最低賃金は上がっているのに、結果的に従業員の方が受け取る収入が
減ってしまう、というようなことにもなりかねないのです。
こうなってしまっては本末転倒ですよね。
最近でこそ、このように上がってきましたが、我が国の最低賃金は先進諸外国と
比べると低いと言われてきました。
単に金額の面だけではなく、政府も企業も、諸外国がどのような雇用対策を
行ってきているのか、学べるところは学び、取り入れるところは
取り入れて欲しいと思います。
それでこそ、海外の優秀な人材が集まる国へとなってゆくと思います。
今週もお付き合いありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう。
グローバル・リクルーティング局 局長 山本 慎一郎