昨日、大学を卒業して日本の企業に就職したばかりの韓国の女性とお話をする機会がありました。
小林や高橋もご紹介しているとおり、現在インターワークスでは「新卒採用研究会」と銘打って、企業様と共に新卒採用を考えるセミナーを定期的に開催しています。
昨日のテーマは「グローバル採用」について。
そこで、実際に今年から新入社員としてデビューしたYさんにもご参加いただいたというわけです。
(ちなみにYさんは日本の大学に通って就活をしていたわけではなく、韓国の大学の出身です)
韓国の就職事情もなかなか厳しいそうで、いい企業に就職しようと思ったら、以下の5つがキーポイントなのだそうです。
1、大学(名)
2、TOEIC 900点以上
3、海外留学していること
4、インターン経験があること
5、ボランティア活動をしていること
3の海外留学については、韓国ではかなり積極的に行われており、Yさんが日本の企業に就職することについても、ご両親の反対はなかったのだとか。
国をあげてグローバル人材の育成に力を入れている様子が、こんな家族の支援からもうかがえます。
昨日の研究会には、名のある企業の人事の方にもご参加いただき、有意義な意見交換の場となったのですが、会の終了時に、Yさんがすっと手を挙げました。
何かなと思っていると、Yさんが立ちあがって
「会の最後にお時間をいただいて申し訳ないのですが、私はこのたび●●という企業に入社いたしました。
この機会にぜひご紹介させてください。
●●では、こんなサービスやこんな事業をメインに行っています。
皆様、今後とも何卒●●をよろしくお願いいたします。」
と親しみのある笑顔でご挨拶をしたのです。
これには、各人事担当者もびっくり。
なぜなら、入社したての日本人社員で、こんなパフォーマンスができる子を見たことがないからです。
というか、自分自身が同じ状況におかれても、そんな発想すらしていないと思います。
ちょっと感動しました。
日経HRがまとめた、企業のアンケートで、「採用時に重視する点はあるか」という設問に対して
「主体性」が 83.7%でトップ。
次いで「実行力」が 54.1%。
自ら考え、動ける人材。
昨日はYさんに、その主体性と実行力を実感させてもらいました。