こんにちは。採用コンサルタントの小林浩輔です。
3月7日放送の情熱大陸をご覧になりましたか?
「改善士 横田尚哉」さんでした。
横田さんはダイナミックな視点で公共事業のコストカットを次々に展開してる業界屈指のコンサルタントです。
なんと2,000億円もの公共事業のコスト削減を実現しているそうです。
彼の考え方が面白いのでご紹介します。
基本的には「ファンクショナル・アプローチ」をベースにした「バリュー・エンジニアリング」という手法を用います。
難しそうですね。
「ファンクショナル・アプローチ」とは、
「直接問題を解決しようとするのではなく、一度ファンクション(機能・効用・意図)に置き換えてから解決しようとするGE社で生まれた革新的な問題解決技術」です。
「○○は□□を△△するためのものです」
にすべてを置き換えてみましょう。
たとえば、
「メガネは視力を補完するためのものです」
となります。
「メガネをかけている人」は「メガネ」が欲しいのではなく、「視力を補完したい(機能・効用・意図」のです。
こういった視点に立ったとき、ものごとの本質が見え、ダイナミックな改善が図れるとのことです。
なるほど。
私は合理的に考えたい方なので、こういった考え方は大好きです。
では、「採用シーン」に置き換えてみましょう。
みなさんの会社で、
「"採用"は□□を△△するためのものです」
の□□と△△を当てはめた場合、どんな言葉が入りますか?
きっと色々な言葉が入ることでしょう。
各企業にとって、採用の果たす機能は様々だと思います。
ある会社は、「"10年後の会社"を"成長させる"ため」と言うだろうし、
ある会社は、「"1年後の売上"を"伸ばす"ため」と言うと思います。
当然、十社十色なことでしょう。
各社、"ファンクション"が違うのに同じような採用活動をしていないでしょうか?
本質が見えた時に、始めてダイナミックな改善が可能になる。
これからも色々な会社とお話して、「採用活動の"改善"」を実現していきたいですね。