「自分の色で」 | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

「自分の色で」

 過日、我が家に娘の友達がロンドンから来て、夕食を共にして、次のことを思った。

 海外で育った人や外国人の人は、自分の意見をストレートに表現する方が多い。日本人は、子供の頃、感性があり、夢を語っていた子達が、何故か、大きくなると自分の思ったことをストレートに、言わなくなる人が多い。

人が本来持っている個性を失うことなく、大人になれないものなのだろうか?いつの間にか、日本は主体的に生きることがおさえられ、草食性社会になった気がする。自分の想いを、枠の中に押し込め、本人も最初は息苦しいと感じていたのに、時間が経つうちに感じなくなってしまう。

 本来、人は、十人十色だから面白いし、自分の色が出せた時に輝く。そうした多色が合わさるからこそ化学反応が起き、強く独自の美しさになると思う。すべてが同質では、とても弱く輝かない。

 成熟社会のヨーロッパの先進国の人達は、自分なりの感性で価値を持って、ライフスタイルを貫いている。

 昨年、ヨーロッパにいた娘のところに訪れた際、そこでは人がそれぞれの座標軸を持って生きている姿に触れ、「他人との幸福比較対象」でない生き方を強く感じた。

 日本では同じ座標軸の共有を求められるので、周囲の目を気にして、他人と自分を比べ、他人に嫉妬する、単色社会を感じる。ヨーロッパのようにそれぞれの座標軸同士が常にぶつかり合う社会は疲れるが、自分の色を失くしては、生きる意味や価値がなくなってしまう。

 自分を硬くしがんじがらめにしていたのは周囲ではなく、本当は自分自身であることに一人でも多くの人が気付き、心を開放して、精神を質入れすることなく、人生のCEOとして、主体的に自分らしく生きる社会でありたいものだ。