[同床異夢] | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

[同床異夢]

今回の世界同時金融危機以来、早期の再上場又は、売却によって資金回収を急ぎたいファンドとじっくり腰を据えゴーイングコンサーン目指す事業経営者とがタッグを組んだMBOチームが、業績好調なら問題はなかったが、業績ダウンしたとたんに「同床異夢」の矛盾が一気に現われてくるケースが後を絶たない。
 投資ファンドが株を50%以上握っている場合は、なおのこと「事業、社員、顧客」の存在がなおざりになり、出口を短期に求める経営判断が多くの不幸を招いている姿を見ると胸が痛む。
 こういったMBOチームを組んで、事業再建にあたる場合、スタートの段階で両者の考えやゴール、ルールのコンセンサスがどこまでできているか、そして、リストラをいつまでにどの規模で実施し、何年で業績を立て直すか。目的や性格の違う両者が一体となって再建を進めるMBOチームで再建を果たすには、上記の明確化が成否を分けるカギとなる。