noblesse oblige | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

noblesse oblige

最近、大きな富を築いた方の会社が危機を迎え、再生の道ができたとのニュースを目にした。
 この企業の創業者は、一代で5000億の富を築き、その大半を距離を置いた、グループ支援起業家を支援するマネーとして使われ、数年前亡くなられた。今日の多くの雇用を産んでいる元気な企業を、100社以上支援した個性的な、創業経営者であった。
 出会った頃は、利益至上主義を掲げ、社員に対し激を飛ばし、高い成長を目指していたワンマン経営者の姿が、あまり好きになれなかった。
 しかし、晩年の生き様は、手にした富を日本の活力に使いたいと、多くの団体や若き起業家の育成に力を注ぎ込んでおられた。今では、その支援を受けた会社は、グループ売上が一兆円を超え、日本を代表する企業となっている。
 一度、生前に、何故そこまで、先の見えないギャンブル投資をされるのか聞いた際、「日本の発展は、富を創た先輩たちが、後輩を応援することによって、発展してきた。当時の人達は、そういった志や道徳観や責任があったんだよ。」と、云っておられた姿を今でも鮮明に覚えている。
 自らの使いきれない富を得た方々の頑張りとその手腕には敬意を表したいが、世界でも類のない個人貯蓄が、1450兆もある国はどこを探してもない。
 日本が曲がり角にさしかかっている今こそ、次世代の若者たちに希望を与える亡くなられOさんのような、、新たな起業、創業文化が創生され雇用を生み出す、「ノブレス・オブリージュ」(富を得た者の社会貢献)の思想を持っ人が、一人でも多く名乗りを上げる社会になることを願ってやまない。