第62回 ユビキタス情報社会
過日、自分の名前をネットで検索エンジンにかけてみた。
自分自身の情報が数多く掲示されていて驚いた。
講演・会社情報、新聞パブ、イベント協力情報、各種団体の参加仕事情報に登場している。
プライベートな内容までと考えると、ぞっとした。
1995年頃のネット黎明期の頃は、情報を見てもらうだけのサービスだった。
最近では急速にインフラが整い、そして機能が増え、いつでも何処でも誰でも様々な情報を、コストをかけずに入手できる「ユビキタス情報社会」(ユビキタスとは、ラテン語で神はどこにでも遍在するという意味)がやってきた。
便利である反面、「このサービス、こんな使い方すると、こんなことできてしまう」と、セキュリティの視点でドキッとする場面が時々ある。
ネット利用者は爆発的に増え、作り手側の「こんなふうに使って貰いたい」といった勝手な解釈はいっさい通用しない。
一度事故が起こったら、信頼を失う社会になった。
今、どの企業も、ネットの危険性に直面している。
とくに、知名度の高いサービスや会社ほど、何か問題が起こった時の反響は大きい。
便利な面ばかり追求することなく、サービスやシステムを、良く検証し、そして取り入れていかないと大変なことが想定される。
「2チャンネル」のことは皆さんご存知だろうか? いろんな【族】が、様々な企業に向け、いろんな造言を書き綴っている。
その内容が事実かどうかは別にして、実社名入りで書かれた企業は、大きなイメージダウンとなる。
情報が真中に位置し、大きな力を持った今日の社会は、利便性とリスクの両面を有している。
また、小が大に挑めるこれまでにない、大きなビジネスチャンスの時代でもある。
今日の絶好のビジネス機会に向けベンチャー企業は、個人情報を頂けても、安心して自社のサービスを利用してもらえる目線から、ひとつずつリスクをヘッジし、マーケットインからの、ビジネスモデルを構築していくことが
大きなビジネスに育っていくだろう。