第65回 リーダー福田実さん | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

第65回 リーダー福田実さん


桜が満開の4月14日ホテル新潟で、20年来親しくさせていただいていた福田組社長の福田実さんの葬儀があった。


福田さんは、新潟のゼネコンのトップカンパニーとして、4000億のグループのトップであり、経済界のリーダーだった。


成熟した業界で、事業変革にチャレンジし業績を伸ばし、最近ではトヨタ生産方式を取り入れ話題を呼んでいた。 


 福田さんは、100年の企業体質を、生産性の高い変革スピリッツによって第三期創業時代として会社を大きく創り変えた。 


福田さんは理念を語り、ビィジョンを描きシンプルな目標を設定し、結果を公平に評価し、きちんと説明するので、皆が安心してついてきた。


 そして、常に競争相手よりも早く新しい環境に組織を適応させてゆく変革者であった。


 ITを活用し誰からもよく見える体制を創り、入院した病院からも亡くなる直前まで、自らメッセージを各位に送り問題に取り組んでいた。


 幹部や社員のやった仕事を管理するだけの経営者が多い中で、数千億を超える企業経営者としては異彩だったかもしれない。


 また、「トップは日々、顧客からも、取引相手からも常によく見える存在でありたい、だから社長就任にあたってパーティでなく直接こちらから挨拶して回りたい」と現場を歩き回った。


 以前、亀戸の複合商業施設のサンストリートを紹介した際、「誰がどんな思想でこの施設を創ったのか」と熱心に尋ね、そのプロデューサーと面談を私に求め、共に会食したこともあった。


 福田さんは、いつも少しはにかんだ笑顔で、率直に、相手の知性に敬意を払い正直に意思表示していた。


 数年前、私が招待したミュージカルを観た後に論評してこられ、自分の真意をあいまいにごまかす表現や二枚舌は使わない人で、真意を伝える大切さを学んだ思いがする。


 指導者には「情熱」が不可欠であり、毎日、毎時間、勝つために部下や仲間を駆り立て、「情熱」を愛することが大切なんだと、そして、人は皆、勝者になる為に働き、勝ち組に入りたいと思っている事を、教えて頂いた。


 「勝とう、実行しよう、チームを組もう」「理念を持ち、ビジネスとは勝つことを目指した競争であり、実行するには速いスピードと効果的にこなせるだけの技量が必要である。


 そして、組織として統一的に明快に前進しなければならない。」ということを、語り実際体で示してくれた。


 私にとって、親しい間柄にも関わらず、常に緊張感を与える存在であり、自分のもっている上質の情報を伝えたくなる人であった。

 

惜しいリーダーがこの世を去ってしまった。

                                                              合掌





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