第130回 「破壊からの、スタート」
今から14年前、世界での日本の一人あたりのGDPはNo.1となったといわれていた。
このところ、政治も経済も混沌とし、海外に出かけると円の通貨価値が弱まっていると感じる。
現在の、日本の一人あたりのGDPは世界で22番になったようだ。
そして、不動産業界の不振、リーマンブラザーズの経営破綻に始まり、金融不安に見舞われ、株価の低迷が続いている。
過日、76歳になられる多くのベンチャービジネス企業の消長を見てこられた下村さんが、
「急激に事業が成長して、時代の寵児といわれた企業が、一気に停滞し行き詰まってしまうケースが後をたたないが、ベンチャーだけでなく大手企業にも、役者やスポーツマンにも言える。
停滞をどう打開するかの答えは、『破壊』にある。
例えば、エビが成長するのは、殻が細胞分裂して育ってゆくのではなく、中身が成長してきて、殻に収まらなくなると、身の丈に合わなくなった古い殻を脱ぎ捨ててしまう。
脱皮することによって大きくなり、その繰り返しによって、エビは成長してゆく。
これまで努力して築いた事業の、更に大きな飛躍を試みるには、これまで確立したものの殻を、破壊しなければできない。」という内容であった。
これまで築いた事業モデルを壊すことは勇気のいることだが、現在のような環境では、企業を飛躍させには、壊すという考えもあると、教えて貰った。