第140回 「パートナーと共に」
時代によって美術館の運営会社の職種が、変わっている。
ある時代は造船会社、その次の時代は鉄道関連会社、そして次は自動車関係会社といったその時代を象徴した企業が運営している。
未来は、新たな移動手段を開発したハイブリットから、燃料電池モーターカーなどを始めとしたCO2を出さない機能を持った移動手段を主流に商品化した会社が次世代の運営をしているのかもしれない。
「人の移動屋さん」で共通し、時代をリードする企業に職種がバトンタッチしてゆく歴史だ。
当時の船会社の中でも、鉄道が誕生しても船のことだけを考えていて、「次の時代の人の移動手段は何か」とは、発想も危機感も感じなかった企業は淘汰された。
そして、新たな振興企業が誕生し、美術館のオーナーになっている。
最近、不況という言葉のもとで、新商品開発よりもまずは目先の利益確保が大優先となっている。
業績を伸ばしている企業は、世間や業界の常識にとらわれることなく、「こだわり」を持ったビジネスモデルで、愚直に努力している。
そして、収益を出している企業は、自社だけの仕組みではなく他社と組み、化学反応を起こし、利益を出している。
東レの存在がなければユニクロのヒートテックは生まれなく、大ヒット商品には育っていない。
限られた経営資源で、戦い生き残るには、自社の強みを生かし、足りないところは他社の強みを生かしたことによる同盟戦略が競争優位を発揮する。
パートナー戦略が大きなテーマとなった。