第37回 「ベンチャーとは」
アメリカに行った際「話題になっているベンチャー企業は?」と質問したら「私の会社はベンチャーです。あの会社はベンチャーだとは云わない。」という言われた。
ベンチャーはあくまで行為を指す言葉であり、人や企業を表現する言葉ではないと。
ベンチャーという言葉が使われ始めたのは、私の記憶では1970年頃のことである。
当時ベンチャーの雄と云われた経営者の一人に、親しい友人でソード創業者、椎名尭慶さんがいる。
ソフトとハードの組み込んだパソコンメーカーとして1500人規模まで拡大し、東芝に事業売却をし、現在プロサイドという企業を経営しておられる。
「創業当時の中小企業はほとんど大企業の下請けで、自主独立で誰にも束縛されずに新たなコンピューターマーケットを切り開いていくわけだから、みんなで興奮して取りつかれたように仕事をやっていた。それで自分たちがこれからの情報社会を創るんだ!なんて思っていたなぁ」
と懐かしそうに語ってくれた。
椎名さんと会っているといつも「未来のありかた」から、それをどう掴むか!といった内容の話の展開になる。
会うたびに、刺激されエネルギーを頂く。
ソード時代,,椎名さんのもとにいたヤフーの社長井上さんやスカイマークの西久保さん達は、椎名さんのスピリッツに触れ影響され、起業マインドが喚起されたからと思う。
ベンチャービジネスとは、新たなマーケットを切り開いてゆくスピリッツをもった人間集団”だと思う。