第30回 自分ドメインの設定から未来の「ありか」が見えてくる | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

第30回 自分ドメインの設定から未来の「ありか」が見えてくる

また会いたい余韻の残る人達との出逢いが、少なくなってきた。


才能があり地頭が良く人格豊かな人でも、自分が「どの分野で、どのような役回りで、強みを生かして活動をすればいいのか?


企業でのドメイン(事業領域)を設定しなければ、エネルギー集中が起こらず、自己表現できずに終わる。


自分のドメイン、「生きる場」「活躍の舞台」を設定するには、自分をまず棚卸することが、大切だ。


キャリアが内面充実していた時、その要因(条件)になるものは何か、

充実感を下げる要因は、

他人から評価された仕事、

その中でやったこと、

できること、

自分の得意な優位は何か、

苦手に思うことは何か、

自分の大切にしている価値、判断の基準、

よりどころは何か、

そして、「収入」「人間関係」「肩書・名誉・自尊心」「能力と適正」「自己実現」を1~5段階で自己評価してみる。


プロフェッショナルと呼ばれる人たちは、自身の棚卸を行い、ドメインの設定を時々繰り返している。


キァリアドメインを設定するには、自分の「やるべきこと」、今後の制約条件はあるかどうか。


例えば、「家族を養わなければならない」「地元に戻って家業を継がなければならない」といった人にはそれぞれの事情、制約条件がある。


「やりたいこと、好きなこと」を優勢させるといった考え方でも、「やるべきこと、制約」の現実と向き合い確認することは自分を納得させるためにも大切だ。


「やりたいこと、好きなこと、志」は何か?


「最高に充実していた仕事の瞬間」は何をしていた時か。


人からも高いく評価されていた時、また、「あの人のようになりたい」憧れの人。


ポジティブに夢を描く。


自分の「やれる、できる」ことは何か。


 経験から身についた知識や能力、専門知識、技能。


コンセプチュアルスキル、コミュニケーションスキル、人を楽しませる、元気づける、納得させるスキルなど、他人から見ると価値あるものを確認する。


3つの視点から自己の棚卸をしてしてみる。


中身は進化し、変化もする。


大切なのは、棚卸の結果ではなく、自己のドメインをどう定めるかだ。


「やるべきこと」を無視しても上手くゆかず「やりたいこと」でなければエネルギーが沸かないものだ。


会うたびに頼もしく自分を確立しているプロたちは、3つのバランスに焦点を当て自分ゴールを設定し、プロセスで「やれること」と「やりたいこと」の輪を広げている。



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