24日、野田総理は東京都国立市、多摩市、神奈川県相模原市の街頭演説と記者団に対して発言。
野田総理の発言をまとめると下記の通り。
「今回の衆議院選挙で問われることは1つ。政権交代前には到底できなかった改革を前に進めるのか、時計の針を元に戻して政治を後戻りさせるのか。それが問われる戦いである。この間の党首討論、ご覧いただけましたか。国会議員の定数削減を、安倍総裁に約束させた。党利党略でなかなか進まなかった。定数削減にいちばん本気な党は、どの党かご覧いただけたと思う」
「この国の総理を1年2カ月やって、分かったことがある。物事を動かすには、決断することである。決断がなかったら、定数削減はない。決断したから物事が動いた。我々は決断したら必ず貫徹することを、皆さんに約束する。政権交代前では考えられなかった改革を前に進めるためにも、皆さんのお力添えをたまわりたい」
「(討論会について)安倍総裁との公開討論会はいつ行っても結構である。次の選挙は政党や候補者を選ぶ選挙であるとともに、総理大臣を選ぶ選挙でもある。与党と野党第1党の党首が議論を行い、経済や社会保障、エネルギー、それに、外交・安全保障や政治改革などについて、考え方の違いを国民に知ってもらうことは意義がある」
「(原発政策について)昨年の原発事故を受けて民主党政権は2030年代に原発依存ゼロを目指すことを閣議決定した。震災前に原発54基、電力供給の約3割を依存していた国が、原発ゼロを目指すというのは、大きな方針変更だが、やらなければいけない。原発ゼロを目指すのか、現状を容認するのかという大きな方向性が問われている」
「自民党の安倍総裁はどうやら建設国債をいっぱい発行して10年間で200兆円。全国に公共事業をばらまこうというやり方じゃありませんか。そんな経済政策が通用するはずがない。その国債は日銀に全部買ってもらうらしい。紙幣をいっぱい刷れば、経済は良くなる。こんな荒唐無稽な金融政策が世界に通用するはずがない。バブル崩壊後、借金して公共事業をばらまき、日本経済は良くなったのか。そんな古い政治に戻って日本に未来はあるのか。マーケットがいい反応をしているから、自分を信任していると勘違いしている」
「(自民党の国防軍について)憲法改正というのは国の形にかかることである。国防軍をというのは乱暴である。安倍総裁は、衆議院と参議院で3分の2以上の勢力を確保し環境整備ができれば行うとしている。しかし、憲法改正は国の形そのものに関わることなので、しっかりとした国民的な議論を経なければならない」