16日、野田総理は首相官邸の記者会見で発言。
野田総理の発言をまとめると下記の通り。
本日、衆院を解散した。政治生命を懸けた社会保障と税の一体改革を実現する際、「近いうちに国民に信を問う」と言った約束を果たすためである。政治は筋を通さなければならない。そのことによって、初めて国民の政治への信頼を回復することができると判断した。決められない政治が続いてきた。その悪弊を解散することで断ち切りたい。前に進めるのか、政権交代前に時計の針を戻して古い政治に戻るのか。前へ進むか、後ろに戻るか問われる選挙となる。
五つの政策分野で訴えたい。
第一は、社会保障。国民の皆様が将来に不安を感じている大きな要因である、社会保障を安心できる、持続可能なものにするために一体改革を成し遂げた。この一体改革はた道半ば。国民会議を通じて、医療、年金、介護、あるいは子育て支援、さらに社会保障に対する、将来に対する揺るぎない安心を作るために、やり遂げなければならない。
二つ目は、経済政策の軸足をどう置くかの選択となる。自民党は、国土強靱化計画の下でこれからの経済を語ってくると思うが、従来の公共事業をばらまく政策で日本が再生するとは思わない。国益を守ることを大前提として、守るべきものは守り抜きながらTPPなどの経済連携を推進していきたい。我々はグリーンエネルギー革命、ライフイノベーションの実現、農林漁業・中小企業を育み、雇用をつくりだしていく、世界とともに成長するため、世界の需要を取り込み、守るべきものは守りながらTPP交渉参加など経済連携を同時に追及し前進していきたい。
三つ目は、エネルギー政策の在り方となる。脱原発依存の方向感を持つ政党が勝つのか、従来のエネルギー政策を持つ政党が勝つのかが問われる選挙である。原発に依存しない社会をつくる。自民党は大きな方向性は10年かけて決めると言っている
四つ目は、外交安全保障となる。大局観を持って、冷静に現実的な外交安全保障政策を推進する姿勢を堅持したい。強いことを言えばいい、強い言葉で外交安全保障を語る風潮が強まってきたように思う。極論の先には真の解決策はない。
五つ目は政治改革となる。選挙での一票の格差是正と国会議員定数削減に道筋をつけること、削減できるまでは国会議員の歳費を削減すること、その結論を得ることができた。どの政党が、これを成し遂げようと努力したかは国民のみなさんにご理解いただけるものと思う。間違いなく議員定数を削減するために、脱世襲政治を実現するために、わたしたちは政治改革の先頭に立っていく世襲政治家が跳梁跋扈する古い政治に戻ることがあってはならない。
これから1ヶ月間、これら5つの分野での議論を大いにやって、国民のみなさまの正当なる審判を得たい。