橋下代表が「核廃絶は現実的に無理、日本は平和ぼけ」 | 政治家の言質資料館

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10日、日本維新の会の橋下代表は広島市と福山市で街頭演説と記者団に対して発言。

橋下代表の発言をまとめると下記の通り。

「来たるべき大戦が近づいている。今の世の戦は選挙である。維新の会と一緒に、日本を再生させよう。次の大戦は今までの体制を守りたい側と、日本を変えていこうという勢力の一大決戦である。広島は原爆の惨状の中から素晴らしい街をつくった。もう一度、日本経済を賢く強くしたい。日本を変えたい」

「賢く強い日本をつくるために皆さんの力をお貸しください。ないない尽くしの維新ですが、皆さんの応援があればとことんやる。国政の場に押し上げてほしい。有権者に甘いことしか言わない政治が日本をダメにした。我々は無駄を徹底的にカットし、負担を求めるべきところは求めていく。既得権にどんどん切り込んでいく。既得権にどんどん切り込んでいく」

「(核廃絶について)理想論で言えば、核は無くなる世界の方がいいが、しかし国際社会はそんな甘いもんじゃない。全部が持たないことができて初めて成り立つ。現実的には無理、今の国際政治で。広島の市民や県民の皆さんの自治体レベルで政治をするのと、主権国家として国際政治をやるときにはステージが違う。日本はちょっと平和ぼけしている。核廃絶を日本がやると言ったって、誰ができるのか」

「(非核三原則について)いくら非核三原則で核に距離を置いていると建前で言っても、第7艦隊日本を拠点に太平洋を守っている。核兵器を持っていないことはあり得ない。それはアメリカに配備されている。アメリカの原子力潜水艦が持っている、太平洋をうろうろしている核に日本も守られていることも厳然たる事実」

「基本は堅持すべきだが「持ち込ませない」というのが日米安全保障上に本当に可能なのか。嘘はつかないようにしないといけない。持ち込まれているなら、国民に開示して議論しなければならない。持ち込む必要があれば、国民に問うて理解を求めるべきである。日本が米国の核の傘に守られている以上、持ち込ませる必要があるなら国民に理解を求めたい」

「(野田総理のTPP公約化発言について)素晴らしいこと。野田総理も政界再編も考えながら、政策で政治家が集まるセンターピンを探られているんじゃないか。野田総理の意見には賛成」