今から2年半前に、故郷熊本でイタリア食堂笑う猫という店を開業しました
30年熊本を離れてた僕にとっては、全てが浦島太郎
18歳で高校を卒業するまでの記憶しかない僕は、そのイメージでは厳しいなと思いながら…全て手探りでした
内装関係は、業者さんに任せるとして…
手始めにお友達の店に行き、どこから仕入れたらいいか相談をしました
そしたら、誰も教えてくれませんでした(o_o)
あー、もうライバル始まっているのか…それが1番印象に残ってます
それなら思いつくままに、畑がある地域に行き…すれ違う人全てに挨拶しながら、何を育てているのか聞きまくること2週間
単種栽培→つまり、1種類育ててまた1種類育てる
ひたすらピーマンだけとか、白菜だけとか
イタリアンでは使いづらい野菜ばかりに、前途多難
洋野菜を育ててないんですね、熊本(TT)
そこから地域にある物産館を周り、直接農家さんを紹介して貰おうと出向いた所…意外にもあっさり教えてくれまして、農家さん周りが始まります
1番探してたハーブ農家さんに会うことが出来たのですが、第一声が、ワシのハーブで何を作る?
料理に使うと言いましたが、訳分からんもんは喰わん!と、バッサリ斬られながらも、ハーブがないと店が出来ないと伝えると、一掴みのタイムをくれました
そして、仕事の邪魔だ!と追い返されましたが、フレッシュなタイムありがとうこざいましたと伝え、帰りの車の中で僕は、このタイムを使って美味い!と言わせてやろうと家に帰りました^_^
ハーブを育てている、お茶を飲んでいた湯のみからハーブの香りがした、見た所70歳越えてる、肉も好きだろうけど…魚の方が好きだろうなど、一人暮らしみたいだから自炊してるはずなど…頭をフル回転させて、魚料理を作ることにしました^_^
その方が良く利用しそうな1番近いスーパーに行って、綺麗なイワシを買って、にんにくとトマトとタイムを使った極々シンプルなトマト煮を作って、次の日訪ねました
畑仕事をする人だから、塩分が欲しい、でも気にしてるかもと思い、甘味を感じるミネラルが豊富な岩塩を食べる前にガリガリして食べて貰いました
ふーん
まぁまぁたい!そして、また一掴みのフェンネルを貰って帰り…豚肉のハーブソテーを持って次の日、ふーん、そしてまた一掴みのスペアミント、と…毎日違うハーブを貰っては作って持って行く日々が10日ほど経つと、あんたなんでん作れるんね!と、褒めて貰った日に中華が食べたいと言われ、レモングラスを使った酢豚を持って行った日に、初めて、ハーブが何が欲しい?と、言われたことが1番嬉しかったです
こんな年寄りに、毎日毎日料理持って来て、変わってると思うとったけどとか言われましたが(笑)
必死だったんです僕
僕が修行した店の当たり前は、ドライハーブなら使わない方がマシ!だったんです
フレッシュ以外使わない
それからも毎日料理の差し入れは続きます
僕の気持ちでした
聞けば82歳!
跡継ぎはなし!死ぬまで作ったら終わり!
それでもアンタの為に好きなハーブを育ててやる!とまで言ってくれました(><)
それから、笑う猫で使うハーブは、これおじいちゃんが毎日無農薬で育ててくれてます
しかも、今は、自由に植えて良いよと畑を貸してくれてますので、熊本では育ちにくいハーブを植えたり、枯らせたりしながら怒られながら、毎日畑、毎日店を続けています
今思うと…ハーブが欲しかっただけなのに、畑やるとはな〜と不思議です(笑)
この他にも2つの畑を持ってますが、山側と海側にです^_^
もちろん、それぞれの農家さんに同じ手法で、料理を作って食べさせてたら、畑を貸してくれました
この3つで収穫した無農薬野菜は、自分の店で毎日使っています^_^
イタリア食堂笑う猫
熊本県熊本市中央区下通1-11-27佃(つくだ)ビル1階
Tel080-1172-0214 中田店長(女性)
営業時間18時〜24時
定休日 日曜日