さよならを否定した彼の思いを何度も受け入れてきた。
でも、私の願いは聞いてもらえなかった。
「電話していい?」
「あとでワン切りする。」
その後彼からのワン切りコールが来て電話をかけた。
「ありがと、ちょっとだけ良いかな」
「ホントにちょっとだけなら、で、何?
」「質問して良い?」
「だから何?
」「もう、二度と元に戻る事って無いんだよね?」
「あぁ無いよ」
「何があっても」
「何があっても、無いよ。」
「ありがと、それだけ聞きたかったので。」
「じゃぁね」
「うん」
私がずっと不安だった「私だけが彼を好きで」っていう思いは
間違ってなかったんだって確信した。
彼が言ってくれたいくつもの言葉は一つ一つ嘘じゃなかったと思うけど
私の心にいつもあった不安も思い過ごしじゃなかったんだ。
それでも、私の不安を打ち消そうと一生懸命答えてくれてたんだよね。
「自分らしくないんだよ」って良く言ってた。
いつかもっとわかり合えるかもって思ってたけど
お互い無理してつきあってたんだなってつくづく思う。
今彼はほっとしてると思う。
もう、私のわがままに振り回されなくて良い。
私の不安に答えなくても良い。
私は寂しさだけであのつらさからの解放を感じる余裕がまだないけど。
それが答えなんだよね。
執行猶予無しの直刑なんだね。