皆様、こんにちは、インタープランの中の人です。
今回はブログタイトルの通り、純正ナビ用キャンセラーのお話です。
ポルシェ各車種において、2016年以降に標準装備となった「PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム)」という純正ナビとAVや車両設定がひとつになったシステムですが、実は走行中の目的地設定ができたので、助手席の方に設定してもらう際にはとても便利だったんです。
2019年の夏に発売されたNewマカンでは走行中のナビ操作が制限されていました。
又、先日発売になったカイエンクーペでも走行中のナビ操作は制限されているそうです。
停車中は目的地設定の五十音の文字が白です!
走り出すと文字がグレーになって、操作できなくなります!
実際のところ、TVもDVDも非装備になったNewマカンでは、キャンセルするモノが無いので、弊社のキャンセラーは不要と考えていました。
しかしながら3件ほど、ナビキャンセラーとして使えないかというお問い合わせをいただきましたので、現車の検証をさせていただきました。
今回のマイナーチェンジでモニターサイズが横長に大きくなり、モニター下部裏側にあったPCM本体は、グローブボックス内の天井裏に設置されていました。
グローブボックス内の天井にあるカバーを止めている二か所のT25ネジを・・・
外すだけで、カバーごとPCM本体が簡単に下りてきました。
そしてデッキ裏にはお約束の黒いカプラーが!!
黒カプラーに挿さっているグレーの12Pカプラーを外してみると・・・
いつもの場所にCANのHiとLowが、いつもの色で挿さってるじゃありませんか!!!
早速、PCでCAN信号を分析し、弊社製キャンセラー「CTC-102ⅡTypeM」を実装着して検証開始!
自車位置精度も問題なく、走行中のナビ操作や目的地設定ができました!(^^)!
詳細は下記リンク先の適合情報をご確認ください。
https://www.interplan.co.jp/products/cars/products/2/219
そもそも走行中には操作しないで、一旦停車して目的地設定をすれば済む話なんですが、、、
皆さんはどう思いますか?
自分の経験で、走行中にナビを操作できずに困ったのは、レンタカーやカーシェアリングで車を借りて高速道路を走行中、元々設定したルート上に通行止や超の付く渋滞が判明したケースです。
渋滞に巻き込まれる前にどこかのインターで降りて、別のルートで目的地を目指したい時にPAやSAが無い状況でどこで降りるのが最適なのかを調べたくても調べられず、非常に困りました。
あまりニーズが無いような気もしますが、知らない土地へのロングドライブで助手席の相棒にナビ操作してもらえる安心感を求める方には必要なのかもしれません。
ポルシェは他の車両でもMY2020車からナビ操作に制限が付いていきそうな気がしますので、適合に載っていない車種はあらかじめご相談ください。ニーズがあれば、都度対応していきたいと思います。
追記:新型911(992)のナビキャンセルにも対応しています( ..)φメモメモ
【年末年始休業のお知らせ】
2019年12月28日~2020年1月5日
上記の期間、お休みをいただきます。
皆様が、良いお年をお迎えできるよう、お祈りしております。
ではまた。。。