麩菓子(フガシ)ありますか?
ごめんね~ちょうど麩菓子は切らしちゃってるんだよね!
ふがっし~!!!
昨日、Mac Book Airを買いました~(パチパチパチ)
しかも新宿のヨドバシに数量限定でメモリ8ギガのカスタマイズ版が売ってたんです。
(通常は4GB)
話しによると、たまにAppleにそういうの発注して、100台とか50台とか、まとまった数で届くらしいんですが、通常ですと、告知はしないそうです。
常時在庫完備できるものでは勿論ないし、Appleに注文しても、毎回受け付けて貰えるとは限らないそうで、告知とかしちゃうと色々面倒だ、とのことでした。
で、しらっと店頭に出して、店頭に来た人が気付いて買って、在庫がはけたら、またしらっとポップをしまうそうです。
でもメモリ8GBのMac Book Airが定価 + 1万800円?くらいで買えるんですよ!お買い得ですよね!ちょー嬉しかったです。しかも本格的なMacデビュー!マックすげーわ。
でもそこに至るまでに新宿のビックカメラの3階にいらっしゃいます、ドコモの担当に方に助けて頂きました。
その人は天才です。
私、新卒の頃からIT業界に居て、辞めたり海外行ったりありましたが、色んな分野のITの人たちと出会う訳じゃないですか。
で、電気屋さんで働いてる人ってやっぱりすごい人多いんですよ。
でもある一分野が詳しくて、他を知らないとか結構あるんです。
自分はソフトウェア周りとか、現在はネットワークと通信に詳しくなってるので、そのことについてちょっと詳しく質問したりすると、結構適当な返事が返ってきて「なんだかな~」って思ったことが多々あるんです。
4年前くらいにノート買おうと探してた時は、「自宅でもデータベース使うんですけど、このスペックで大丈夫ですかね?」って質問したことがあったんですけど、「このVideoカードならハイスペックなので大丈夫」とか言われて、???が止まりませんでした。その人は3Dのゲームとかやる人だったのかな。まぁ、データベースが何なのかとかSQLとか、どれだけのレコード数があるテーブル使ってるのかとか、そもそもOracleなのかDB2なのかAccessなのかも質問してこない時点で知らないんだろうって感じでした。
まぁ、でも電気屋さんに必要な知識はそういう分野ではないですからね。それはいいんです。むしろ自分がそんな質問したのがおかしいので。そんくらい自分で判断できるんで。。。
でも今回接客対応して頂いた方は違いました。”ドコモのWifi勧めてた”人なのに、Appleの資格持ってて、胸にはAppleマークがついてます。まずその時点でなんか違いますし、中国の方で、でも日本語ぺらぺらなんです。まじ凄いです。第二言語でここまで流暢にITの話ができるってやばいなと思いました。使ってる日本語も業界の人しか使わない様な言い回し多数。
今まで、インドに居たプログラムの天才たち、Googleで働いてるドイツ人、ラジコンヘリコプターを自作してるフランス人、職場の日本人エンジニア。。。色んな人が沢山いましたが、新宿ビックカメラ3階にいるドコモ担当の中国人、には敵わないかもしれません。
やばいす。
そもそもドコモの話なんて2時間以上二人で喋ってましたが一回も出てきませんでしたしね(笑)
一回だけ、「一応・・・。」みたいな感じで「このポケットwifi契約しませんか?」って言ってみましたテヘペロ的なやりとりをしましたが、「お客様がどこで何を買ってもいいんです。私はお客様の要望をヒヤリングして、それに適したと思われる情報をご提供するだけですから。」って彼は言ってました。
「ちなみにここで自分がMac買ったら、お兄さんのポイントアップ!みたいになるんですか?」
って訊いたら、「いえ、ドコモのwifi契約以外、ビックカメラで何を買われましても、私の評価にはつながりません」と言っていて、ほんと、全然営業トークをしない人でした。
だからこそ、信頼できてずっと話を聞けました。
ちなみに彼はスマホを6台持っていて、自作パソコンのスペックは半端なくて、自宅にNASストレージが3台あり、スケジューリングされたミラーリングでバックアップを取り、MOディスクに大切な情報は保存し、月一でコピーしたHDDを本国の親もとへ送付していて、ディザスターリカバリーにも備えていて、え~とホント書ききれないくらいの知識と運用能力と、そしてそれを「おたくの会話」で終わらせない「お客様へのヒアリング能力」と「提案能力」の高い方でした。
よく電気屋さんの人で陥りがちなパターンが、「お客様が何を求めているか把握できていない段階で、自分の興味のあることを語りだして終了」ってのがあると思うんですが、その人のヒアリング能力は凄かったです。
自分はまずNexus7をその日買いに行っていたんです。
一応Surface pro 2 256GBがいつ販売再開するかの目途が立っているのかどうかも訊きにいったんですが。
そうしたら、最終的には「お客様の今おかれている状態で、スマフォのOSがそれで、そういった用途でお使いしたいならこれです。」と、本当に納得する提案をして頂いて、それがMac Book AirとAsus TransBook でした。
Asus TransBookは、移動中にOfficeのマクロ機能まで使いたい、Tabletが欲しい。って希望を言ったときに提案して頂いてやつでした。使ってみて、タブレットになるところとか、値段が安いところとか凄い良かったんですが、どうしても「もっと大きいキーボードで打ちたい」って言ったら、Mac Book Airを教えて頂けました。ヨドバシの店員さんに、「Bootキャンプじゃなくて、仮想化の話なんですけど、VM Ware入れてやりたいと思ってるんですが」って話をしても理解してくれないかたもいたのですが、ビックカメラの方は、「一つの画面でOSを切り替えたいなら仮想化しても平気ですが、それだとメモリをかなり使用しますので、Boot キャンプでWindowsを入れて、パーティーションを少しWindowsに大めに開けて頂くと、いいです。Windowsの方がOSの容量が大きいので」とかちゃんと理解して簡単なことまで丁寧に教えてくれました。(Mac初めて使う自分の様な人でも理解できたので、ほんと最高です)
それ以外にも、ケーブルテレビのサービスとかネット配信のサービスとか、便利な機器とか、ディスプレー買うならどのメーカーの何がいいかとか、マザーボードの話とか、、、、、
もう天才過ぎました。
何度も言いますが、それも全て、私が質問して、こういうことしたいんだけど。って質問に答えるために教えてくれたことでした。
企業がどういうことをやっていて、工場がどこにあってとかまで知ってました。
多分あの人よりGeekは沢山いるんです。知識でいえば、あの人を凌ぐ人は沢山いるはずです。
そうとは思うんですが、あの方みたいに簡単な言葉で人に伝えることができ、ITに対して情熱があり、そしてお客さんに最高の提案を出来る人はいないんではないでしょうか。
ITへの愛がビシビシ伝わってきました。
人間が物を買うというのは購買「行動」です。
頭で考えて、スペックを考えて、損得勘定で意思決定がされると思われがちですが、「行動」は脳の大脳辺縁系で決定されることで、大脳辺縁系は言語を理解できません。
損得勘定や、難しい判断は大脳新皮質が行いますが、ここは直接「行動」に訴え掛けることはできません。
正常な判断と、行動が結びつかない例です。
例えば、ダメなお父さんで、「妻に何かプレゼントしてあげたり、ディナーに連れて行ってあげた方が家庭も円満で、健康にもいいんだろうけど、もっと大きいお金をキャバクラのねーちゃんとお酒に使ってしまう」という人はいませんか?
誰かのプレゼンを聞いていて、「言ってることは正論で理に適ってるんだけど、この提案を採用しようとはどうも思えない」ってことがありませんか?
セールスマンがめちゃくちゃ良いこと言って、これにのっかれば自分も得しそうなんだけど、「なんかあやしいな~」とその話に飛びつくことをやめたりしませんか?
と思えば、「私どーしても困ってるんです」って人には自分の損を顧みず、助けてしまったりするときもありませんか?
これは全て、大脳新皮質と大脳辺縁系のどちらに働きかけているかに起因しています。
大脳新皮質は「知識」や「損得勘定」と考えてください。
大脳辺縁系は「感情」や「情熱」です。
どんなに緻密な計算がされ、実績のある人が、あなたの利益を保証しても、それは大脳新皮質に対して訴え掛けているんです。
しかし、あなたの子供が泣いて、あなたに何か買って欲しいと言っている時は、あなたの感情や行動を司る「大脳辺縁系」に直接語りかけているんです。
だって、子供が、「この玩具は子供がけがをしないように設計されていて、長時間使用しても私の身に安全でしょう。また値段も安いし、今日のお刺身を焼き魚に変えれば事足りるのではないのでしょうか?」と言われても(おれなら納得しちゃいますが)、なかなか心動かなくないですか?
それよりも「買ってよ~絶対これ面白そー!遊びたいよ~!」の方が「しょーがないな~」って買ってあげたくなりませんか。
頭だけが良い人が、良い経営者になれないのはそこです。
経営者は人を動かさないといけません。
でも、人は知識とかうんちくでは動かないんです。
人は人の感情や情熱に触れた時に動くんです。
それと一緒で、どれだけ知識のある販売員でも、それを見せびらかせているだけでは、誰もそれに感心してモノを買おうとは思わない筈です。むしろ嫌気がさします。
ですが、見るからに誠実そうで、「この人、この商品の事が好きなんだろうな~」ってビシビシ伝わってくる人からは気持ちよくモノが買えるはずです。それは、その人の「この商品が好き!」って感情が、自分の感情をダイレクトに揺さぶるからです。
揺さぶられた大脳辺縁系は、正にあなたの購買「行動」を司る脳なんです。
なので、気持ちよく、安心してモノが買えるのです。
あなたが動くには、誰かがあなたの大脳辺縁系に訴え掛けなければなりません。
人の行動を変えるのは、人の行動や感情や情熱なんです。
そしてそれが、新宿ビックカメラの3階に居た、ドコモ担当のお兄さんです。
皆さんも是非、何か困っていたらお兄さんに相談してみてください。
そして、もし引っ越しなどに伴い、新規にインターネット接続が必要な方は、お兄さんから契約してあげてください。でなくとも、話しをしに行ってみてください。きっと、お兄さんは自分自身の損得勘定を抜きにして、あなたが本当に必要な回線の提案を情熱をもってしてくれると思います!
ViVa お兄さん。 何もビックから買わなくてごめんね、ごめんね~!!!