横浜開港資料館(再訪) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

 

猛暑の中だが学習にも熱い。

先週に続いて今週も「横浜開港資料館」(Yokohama Archives of History)へ。

 

学習のテーマは、開港横浜から「日本の近代化に貢献した英国人たち」

 

・Sir H.S. パークス(1826-1885)

 -駐日英国公使 [1865-1882]

 

・Sir E. M. サトウ(1843-1929)

 -パークスに仕えた日本語通訳・書記官 [1862-1863]

   -駐日特命全権公使 [1895-1900]

 

・R. H. ブラントン(1841-1901)※日本の灯台の父

 -日本の灯台築造主任技術者 [1869-1876]

 

・H. S. パーマー(1838−1893)※近代日本水道の父

   - 神奈川県顧問土木工程師 [1883-1893]

 

 

前回の訪問は1階と2階の展示室だけだったので、地下にある予約制の閲覧室(Yokohama Archaives)は、先日電話で予約しておいた。

 

2時の予約時間の前に同じ敷地の「旧英国領事館」を再度訪問。

 

連合王国のパネル。

グレートブリテン(白地に赤十字)、スコットランド(青地に斜め白十字)、北アイルランド(白地に赤い斜め十字)と、統合されたユニオンジャックGREAT BRITAIN & NORTHERN IRELANDの国旗のデザインが良いな。

 

外国人居留区の模型。

中央下部の埠頭の付け根がほぼ現在地

 

現在の地図との対比がわかりやすいパネルもある。

 

駐日英国大使館が1875年に横浜から半蔵門に移転して間もなく150年ということで、多くの展示パネルがあるが、その中にE. M. サトウが登場。

 

当時全権大使だった彼が寄贈した桜は毎年千鳥ケ淵の花見客を楽しませてくれている。

(2017年4月)

 

 

因みに彼の奥さんは日本人の武田兼で横浜時代に結婚している。

植物学者・登山家だった武田久吉(1883-1972)は彼の次男。

 

涼しい木陰だが、蚊の多い中で中庭の大楠の眺める。

この楠の親木はペリーの日米和親条約締結した時に絵に描かれている。

 

 

ここで、一枚。

 

前回、不思議だったパーマーの設計した獅子頭共同水栓の出水の構造は、水栓内のセンサーではなく手前の石台がスイッチになっており、なんとも単純なメカだった。

 

ああ、スッキリ!

 

ついでに、野毛に展示されている1887年の創設水道で使われたパーマー設計の英国製鋳鉄管をもう一度。

 

最後に彼らの在日期間、イベントを入れた年表を作ってみた。