前にも触れたが、今から40年ほど前に私は英国に住んでいた。
インドネシアから1983年春に帰国した3ヶ月後からは企業派遣としてロンドンの大学に留学したのだが、いくら海外駐在実務経験3年とはいえ、大学生になる為には、中年のおっさん英語ではダメだ、ということで、その前3ヶ月は北東部のノーリッチの英語学校で英語のブラッシュアップ。
ロンドンでは、企業派遣の同年輩の人達とは、ほんとに本と酒の日々を送ったが、休みの日には近くの公園で散歩をしたものだ。
ロンドンハイドパーク(1984年)
その後、1984年の夏に帰国してからも、香港、アメリカ、上海、シンガポールと再度再々度海外に出たこともあり、皆さんとは随分疎遠になっていたが、以前ブログにも書いたYさんから彼が最近出版した本が送られて来た。
彼は、ジャズやダンスだけでなく俳句にも造詣があるとは。
今根岸に住む彼は、退職後のブラブラ散歩の途中でたまたま見つけた正岡子規の故居「子規庵」で俳句と出会ったそうだ。
正岡子規が34年の生涯で残した俳句は、2万5000句だが、この本には、彼が退職後2年間で詠んだ約3,000句のうちの300句あまりが収められているとのこと。次作が楽しみだ。
また、この俳句集を日本の文化に興味を持っているフランスの方々に読んでもらうため、今翻訳に取りかかっているそうだ。
今日のスケッチはこんな形で。
日当たりの良さそうな子規庵の書斎の写真は彼が撮影したものだが、なんとなく風鈴だけが聞こえる夏の庭の静かさが伝わってくるようだ。
ここで一句?
無理、無理
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