2011年3月の東日本大地震の津波で建物が全壊した日立市の「鵜の島温泉旅館」が、2014年4月25日に「うのしまヴィラ」としてまさに不死鳥の如く立派に蘇ったのだが、
実はそのご主人は私の故郷広島の高校の8年後輩にあたる。
一昨年の同窓会東京支部総会でも紹介され、自宅の横浜からそんなに遠くないので早く行かねばと思っていたが、
やっと先週末訪れることができた。
車は苦手なので電車にした。
常磐線の始発駅は上野駅。
130年近い歴史のある日本でも本格的な「ターミナル」だ。
中国の旧満州鉄道大連駅の駅舎は、
上野駅がモデルとあって良く似ている。
レトロな吹き抜けの天井も時代を感じさせる。
ターミナル改札口上の猪熊玄一郎画伯による見事な壁画が旅人を出迎えてくれる。
日立駅までは「特急ひたち」で約1時間半。
太平洋からの海風はかなり寒いが空は素晴しい日本、
いや「日立晴れ」
駅舎は実にユニークな設計だ。
建築のノーベル賞と言われるプリッカー賞を受賞した
地元出身の妹島和世氏の設計で2011年完成。
先を急ぐのでこのスケッチは帰りに。
タクシーで10分足らずで太田尻海岸の目的地に到着。
斬新ななかに暖かみのある木造の本館。
全て一面ウッドフロアの歩き心地も快い。
カフェ「sea-ne」の窓には、鵜のステンシルが可愛い。
ここは海鵜の生息地で、日本の鵜飼用の鵜はここの出身とか。
波は12個、その10番目にだけ鵜が止まっている。
10月が鵜が多いのが理由らしい。
小さな洒落たアクセントだ。
海岸の左手には「鵜の島」が見える。
夕食までの時間を利用して海岸を散歩。
入り口のマスコットの鵜の彫像が、
「鵜の島」を眺めている姿が実に微笑ましい。
まずは、地ビール「常陸野NEST BEER」の
ヴァイツエンとホワイトエールで乾杯。
夕食は、地元の食材をふんだんに使った
ご主人自慢の創作料理を堪能。
ふるさとの想い出話で花が咲く。
お薦めの白ワインも一本。
実は、ご主人とは高校だけでなく、中学校、小学校も、
私と相方とも同じということでビックリ!
不思議な縁だ。
まだまだ、ご主人からの話は続く。
日立の前身日立鉱山の煙害で荒廃した自然環境回復のための大島桜を中心に何500万本もの植林に尽力した当時の庶務課長角弥太郎氏は、我々3人と同郷の市の出身だとか。
これも不思議な縁。
ご主人は高校時代は音楽部オーケストラ所属。
「日立」の漢字を並び換えると「音」になる。
これも不思議な縁。
また私の故郷の町の名前は「鵜飼町」。
これもまた不思議な縁。
ご主人との話は尽きない。
翌朝は早起きして日の出を。
******次号に続く******
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