生駒ビルヂング(大阪堺筋平野町) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒


ロサンジェルス時代お世話になった日本料理店のオヤジさんが帰国して道修町に開店した店を飛び込みで訪ねた(遅かったせいか閉まっていた)帰り道、堺筋で偶然立ち寄ったバー「イル・バール」

BassのPale Aleをいただく。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-イルバービール


Pale Aleの味が建物の雰囲気と合ってなかなかいい感じ。
気に入った。
2本目のPale Aleもいい味だ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-イルバー道


アールデコ風の天井も高くかなりこれは歴史がありそう。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビル照明

早速お店の人に聞いてみる。
何と1930年(昭和5年)建造で当年82歳だとか。

ますます気に入ったのでトイレのついでに内部を拝見。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ホール

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒階段


今は使われていない旧式のエレベーターの横に老舗時計店の名残の大時計がさりげなく置いてある。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビルエレベーター


ついでに、外に出て眺めてみる。
特徴ある無言のスクラッチタイルがお洒落な老紳士のようで実に渋い。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビル夜外観

この老人の昼間の姿を見るのとスケッチの為に、小雨の中、翌日の昼再度訪問。

昼間とは全く違う雰囲気。
夜は気にもならなかった周囲の建物が、更につまらなく見えるのでこの建物が一層際立つ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビル昼外観

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビル全景

堺筋は御堂筋が出来る前は大阪のメインストリートだったとか。
交差する平野町通りとの角にあるこの時計店は行ってみれば「浪速の和光」ということになる。

因にこの建物は国の有形文化財として登録されている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-生駒ビルプレート


*このスケッチは小雨の中で傘を差してもらいながら描いたので、一部デフォルメされたり雨で滲んでいるのもご愛嬌ということで。