大寒にしては寒さも落ち着いていたので、上野の東京国立博物館平成館で開催されている『平山郁夫展』に出かけてみた。
平山画伯と言えばシルクロード。同郷ということもあるが、画家らしくない画家、何とも言えない中間色の淡い幻想的なタッチ、特に天竺、敦煌、チベット、アフガニスタンの大きな構図の絵が好きだ。
アルカイダによって破壊されたあの”バーミヤン遺跡”の修復については、彼は強く反対し文化遺産に対する暴力の証として現状での永久保存を訴えた。
圧巻は寺外初公開となった奈良薬師寺ご本尊『大唐西域壁画』
長安、チベット、バーミヤン、インドの大作の前ではその迫力に皆思わず立ち止っている。
仏像等ではなく壁画がご本尊となっているのは非常に珍しいらしい。
今回模写は、メモの延長ということで認めてもらったもの。いつものスケッチブックはNG。
展示室外の2階ロビーから見た冬の上野山の風景。
窓枠が丁度額縁みたいだったので一枚スケッチ。