【マインドマップを活用して研修を設計する】
成果を最大化する研修デザイン
インストラクショナルデザインを活用して
効果的・効率的・魅力的な研修をデザインする!
IFT研修デザイナーの安藤円香です。
昨日、大小含めて提案書のカリキュラムを
6つ作成しました。
頭がフル回転した1日でした。
カリキュラムを設計するときは、
過去の研修リキュラムや新しいコンテンツを想起させながら
新しいアイデアを考えます。
そのようなアイデアを広げるときに便利なツールが
マインドマップです。
一般的にマインドマップは、
プロジェクトの計画を練るとき、
プレゼンテーションの構成を考えるときなどに使われます。
研修では、カリキュラムを作成するときほか、
マップを見せながらお客様にプレゼンをするときに
使っています。
90分ほどの短いセミナーであれば、
話の流れと要点を示したマップを示して
話を肉付けしながら進める活用法も有効です。
平鍋(2009)は、マインドマップは、
英国のトニー・ブザンが開発したノート記述法であるとともに、発想法、さらには能力メソッドです。と示しています。
そして、マインドマップには、以下の効果があると述べています。
・プレイバック効果(思い出せること)
過去の研修のカリキュラムや新しいコンテンツを想起する際は、ノートや頭の中にある記憶をたどらなければなりません。マインドマップは、メモをとりながらマップを作成していくため、記憶が蘇りやすくなる効果があります。
・一覧性(全体を見渡せること)
常に全体を見渡しながら作業ができるため、コンテンツの順番やつながりが整理しやすくなる効果があります。
・半構造(構造を柔軟に変更できること)
自分自身の思考のフレームワークを俯瞰することができるため、修正点を見つけやすく、コンテンツの変更が容易にできます。
次にマインドマップの作り方をご紹介します。
①中央にテーマを書く
②中央のテーマから枝を伸ばしてカリキュラムの大項目を書く
③そこから小枝を伸ばしてカリキュラムの中項目、さらに小項目へとつなげる
④項目間のつががりがあるものをループをつなぐ
ポイントは、思いつくまま、短い単語で書くことです。
提案書で作成したマップを一部ご紹介します。
マインドマップのアプリケーションを活用すれば、ペーパーレスで作成できます。
放射状型、横型、縦型など、フォーマットも自由に選べるので非常に便利です。
<参考文献>
平鍋健児(2009). マインドマップによるアイディア発想と整理術(<特集>インフォプロのための企画・立案) 情報の技術と科学, 59 (10 ), 498-504
#マインドマップ