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Internal auditor's tweets

「説明」と言われても何を説明すればいいのかわからない。
全角128文字で説明するのには制限があり過ぎるので気が向いたら、上手い説明文でも書きましょう。

これまで人並み以上に仕事を頑張ってきた人が、突然燃え尽きたようにやる気を失ってしまうことがある。

描いた絵と本文は全く関係ありません。
こんな絵も描きます。

年代で見ると40代から50代の中高年に多く見られる症状だ。

若手社員の扱い方に頭を悩ます経営者は多いが、これまで頼りにしていたベテラン社員が突然電池切れを起こしたような状態になってしまい、困惑する経営者も少なくない。

なぜかやる気が湧かない。

心のエネルギー水準が低下した感じになり、これまでのようにがむしゃらに働く気になれない。

それは本人自身にとっても大きな心の危機となる。

しかも、このような状態に陥る可能性は誰にでもある。

そのような人の心の中ではいったい何が起こっているのか。

これまでがむしゃらに働いてきた40代から50代の人が突然やる気を失うと、周囲から「いったいどうしたんだろう…。

頼りにしていただけに痛いんですよね。早く元通りになってくれないかって祈るばかりです」といった戸惑いの声も聞こえてくる。

この異変を感じるのは、周囲の人たちばかりではない。

本人も自分の心の変調を感じ、戸惑っているものである。

40代から50代になると、仲間内の会話でしばしば耳にするのが、このようなセリフである。

でも、その原因が何なのかわからない。

そのようなモヤモヤは、誰もがふと感じる時があるはずだが、それが突然大きなうねりとなって襲いかかってくる時がある。

例えば、これまで当たり前のように受け入れてきた日々の生活に対して疑問が浮かんできて、日常の歩みが止まってしまうことがある。

やる気を失うきっかけは千差万別であるが、中高年期になると、これまで通りにいかなくなる人が出てくる。

20代から30代は、仕事に慣れてくるにつれて、わからなかったことがわかるようになり、できることが増える。

そして新たな課題に直面し、それを乗り越えるたびにスキルがレベルアップしているのを感じることが多い。

忙しさを嘆きながらも、常に自分が成長しているといった実感があり、日々充実している。それが頑張る原動力にもなってきたはずである。

ところが40代から50代になると、仕事をする中で自分がレベルアップしていく感じがあまりないだけでなく、ビジネス環境の変化についていくのがしんどくなったり、能力開発の限界を感じたりして、これまでのような成長を実感しにくくなってくる。

そこで「上昇停止症候群」といわれる症状に陥りがちとなる。

上昇停止症候群というのは、若い頃のように頑張れば頑張るほど仕事ができるようになるといった感じがなくなり、能力の限界を感じたり、これ以上の出世が望めないと感じたりして、停滞感に苛まれ、何もかもがむなしくなることを指す。

そのため、仕事をしていても、惰性でこなしているようになり充実感がない。

それだけではない。記憶力の衰えを感じたり、時代に取り残されそうな不安に脅かされたりする人も少なくない。

そうした中でしばしば口にするのが「先が見えてきた」というセリフだ。

また、心身の衰えを実感したのがきっかけになることもある。

これまでは夜中に帰宅しても翌日はなんともなかったのに、疲労感が残り、気力が湧かないと感じるようになる。

そこで「もう、これまでのようにはやっていけない」といった感覚に襲われる。

このように上昇局面の終わりを感じ「自分の仕事人生はもう限界だ」といった不安に駆られる。

これまでの生活を振り返り、目の前の課題に無我夢中で没頭し、充実していた若い頃が懐かしく思い出される。

そんな時、ふと我に返って「自分は何をやっているのだろう?」といった気持ちになる。

ノルマに追われる日々に対しても「こんな毎日にどんな意味があるんだろう?」といった疑問が湧いてくる。

突然、左遷に近い人事異動を突きつけられ「これまで何のために頑張ってきたんだろう…」といった思いに駆られ、人生の意味を見失ったかのような心理状況に陥る人もいる。

そうなると、やる気にみなぎっていた人が急に枯れてしまう。いわゆる燃え尽き症候群だ。

モヤモヤに襲われるのは、仕事で何らかの行き詰まりを感じている人ばかりではない。

順風満帆な仕事生活を送り、管理職にもなり、何の不満もないだろうと周囲から見られている人が、40代も半ばを過ぎ、50歳が見えてくる頃に、急にむなしさに襲われることがある。

どんなに仕事のキャリアが順調であっても、人生の折り返し点に差しかかって、気がつくとむなしい人生になっていたと感じる人が、実は意外と多い。

「中年期の危機」とか「人生半ばの危機」といった言葉が世の中に広まっている理由もそこにある。

「自分らしい人生になっているだろうか?」
「心から楽しいと思える時間が、はたしてどのくらいあるだろうか?」
「こんなふうに仕事に追われるばかりの人生に意味があるのだろうか?」

こうした疑問が浮かび、むなしさに包まれ、これまでの生き方を後悔する人が少なくない。

人生の意味をめぐる葛藤が心の中で渦巻くようになる。

ここでの課題は、組織の中で評価される存在として頑張るというだけでなく、これまでとは違った形で人生を意味づけることである。

そして定年後に、あるいは定年目前の50代後半になって「自分の人生、何だったんだろう?」といった疑問が浮かび、虚しさに包まれ、これまでの生き方を後悔する人が少なくないが、それは人生半ばの危機にしっかり向き合ってこなかったことによる。

こうしてみると、40代から50代の人たちが突然襲われる心の危機も、生き方を軌道修正するチャンスというように前向きにとらえることができる。

どうしたら人生を自分のカラーに染め上げていけるか。どうしたら自分なりに納得のいく人生にしていけるか。

どうしたら自分の人生を意味あるものにしていけるか。

そうした人生の問いへの回答を探ることが、この時期の重要な課題となる。

心の中がモヤモヤするためにいったん日常の歩みが止まり、能率が落ちるかもしれないが、将来、後悔するようなことがないように、人生の課題にしっかり向き合って取り組む必要があるかもしれない。


おしまい。

また来週かもしれない。