一年前、飛び込みでアルバイトをしたいという女性から電話がかかってきました。
「ではいつでもいいので履歴書を持って来てください」と言うと、そのコは忙しい金曜日の営業時間に履歴書持参でやってきました。
その経緯があまりに面白くて即採用しました。
これが今、当店で元気に働く「フシギちゃん」こと永野ちゃんとの出会いです。
傍で面接の一部始終を見ていたお客さまからこんな質問を受けました。
「尾形さんは履歴書のどこをみてるんですか」
「うーん、写真ですかね、…うそうそ、志望動機ですよ、敢えて言えばですけど…」。
私がそういうとお客さまは不思議そうに「バーで働いた経歴は関係ないんですか」と訊くので、「それも大切なんですが…。でも経歴ってかえって邪魔になることもあるからあまり重要じゃないですね、少なくとも当店では…」と(伝わったかどうかはさておき)お答えしときました。
その昔、新星日本交響楽団というその名の通り若手奏者が中心のプロオーケストラがありました。今から20年位前の話です。
すごく上手い楽団ではなかったのですが、演奏からその生気が伝わってきたのを覚えています(たまに「金返せ!」という演奏もありましたが(笑)大抵はまた行きたいと思わせる何かがそこにありました)。
世界一!日本一!でなければ、生きる道はまた別にある、ということを学んだような気がします。