インテルメッツォ日記〜その後 -6ページ目

インテルメッツォ日記〜その後

京王線仙川にあった小さなオーセンティックバーの元マスターが振り返るちょっと粋な日々

お客さまがカウンターの席に着くなりひと言。

「こども生まれましたぁ〜!!

「お〜!やった、やった〜よかったね〜キラキラ

まずはお祝いのスパークリングワイン!

そして特別な時にしかお出ししない「グレンファークラス30年」を特別価格でご提供しましたルンルン
{1306AA56-9534-47ED-B793-EF50A16B347D}


…特別な日には、特別なお酒を…

「一生、忘れられない日になりそうです」

よかったね〜、奥さんが退院したら子育てタイヘンでしばらくここに来れないだろうから、それまではここへ来てくださいな照れ。。

コングラ!ウインク


鶴のマークの航空会社のパイロットのお客さまに「どの街が好きですか」と聞いたことがある。


その方は迷わず「やっぱりパリですね」と答えたのが印象的でよく覚えている。


秋になると急に街の色が抜けてセピア色に見えてくる。  ↓これ砧公園です(・・;)。

{1C46433B-DC8C-4A4D-8998-B81520768A1A}

アルゼンチンのブエノスアイレスは南米のパリ。
店内に流れるバンドネオンの音色が冷めた秋の空気と交わりなんとも言えない哀愁を誘う。

秋深し…。


白州蒸留所にご一緒した写真家の吉江正倫さんが撮った写真。その写真を加工して、参加者皆の分をプリントアウトして、わざわざボクの自宅まで届けてくれた。

{9E8A50A4-2296-4E24-8512-D004BB9916FA}


毎年年末には当店のポストカードを作成していただいたり、吉江さんのご厚意には本当に頭が上がりません。ボクは何か吉江さんにしてあげているのだろうかと恥ずかしくなるばかりです。


吉江さん、ありがとうございますっ!!

私ごとになりますが、私はある地方(北海道)のあるラジオ番組を聴くためだけに、全国のラジオ番組が聴ける radikoプレミアムを有料で登録しています。


なぜか楽しくて癒される。心の半分は故郷の北海道にあるのかもしれません。

{35CEC7E3-7955-437C-80D8-626D5C8E5385}



番組だけでなく、地方にはまだまだ面白いものや店がたくさんあります。


当店もまだまだ見つけられていないことがあって、こちらがびっくりすることがあります。


10年やってるんだから知られている」なんてこちらの思い過ごしのことが多いようです。

お客さまが行けなくなったので、代わりに日本フィルの演奏会に相模原まで行って参りました。

{E749C1C6-5092-4A81-9458-6B67D40E3959}


ボクは学生時代オーケストラの演奏会に随分嵌っていて、中でも日フィルの演奏会には頻繁に足を運んでいました。もう30年近い昔の話です。

当時の日フィルは(今でも?)、今日のように東京ばかりでなく、全国をたくさん旅をして、名曲ばかりを繰り返し演奏して、地方の色んな人たちにオーケストラの魅力を伝えていました。そんな「清貧」のような活動が、若いボクの心に刺さったようです。


そして今日の演目もやっぱりド定番の名曲、ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトと「田園」でした。

ヴァイオリンは三浦文彰さん。彼の演奏は、どの音にも艶があり繊細に歌い、間違いなく将来大成すると確信できる見事な演奏でした。

{2CDFBDBB-E584-477F-A6A5-28950354B68D}

というわけで行けなくなったお客さまには申し訳ないけど(笑)、感謝ですニコニコ

今日は当店の初代バイトスタッフの小宮山が制作を担当する社会貢献(青少年自殺防止)ミュージカル「つまづいても」という教育ミュージカルを観に池袋へ行って参りました!

{F71E7BCC-7AF0-4A18-8B09-9424D6BAEC3A}



重ーいのかなと思ったら意外とそうではなく、若い人向けだけあって少女漫画風な展開で、とても良かったです。

{6C7B0D92-59DB-4A49-BEF5-160CC2FFD136}


ところで小宮山もフシギちゃん同様、10年前、開店して間もない当店の狭い階段を転げ落ちるようにやって来て「私を雇ってくださいっ!」と、いきなり「飛び込み営業」してきたチャレンジャー(笑)。


それから10年、同じく「飛び込み営業」してきた「フシギちゃん」が通う某美大でフシギちゃんの授業を担当している先生が小宮山のお父さんと判明!!


ホントにフシギな縁ですねーーアセアセ



さてさて、それにしても池袋っていたる所からいい匂いがしてきて、、食欲そそる街ですラブラブ


しかし、、これから営業ですハートブレイク


私もいい年ですから、最近は滅多に言われませんが、初対面なのに「オマエ」と呼ぶお客さまが、たまーにいます。


少し前までは「オマエとはなんだ!」と心の中で怒っていましたが、今はそういうお客さまには、テキトーに手を抜いて接しています(笑)。


誤解を恐れずに言えば、私はサービスする側とお客さまは常に対等であるべきだと思います。ホスピタリティとは互いの良心でつくり上げてゆくべき作業で、主従関係からは決して良いサービスは生まれないからです。


そういう意味で昨今の駅員や飛行機のCAに対する暴力、暴言がある度、気が重~くなったりもします。

{B128BFD8-E625-4949-9918-06A9E27AC809}




当店は商店街のど真ん中にあるので、初めてご来店いただくお客さまが比較的多いです。
9月も2割、昨日も3組のお客さまが初めてのご来店で、ありがたく思っています。

以降も継続してご来店される方もいれば、そうではない方もいます。

その後バーへ足が遠のくお客さまの事情はさまざまだと思いますが、バーの価格の高さも要素として少なくないと思います。当店の価格は都内のバーと比べると半額程度なのですが、それでも特に若いお客さまにとって、周辺に280円均一のお店がある中で一杯千円のカクテルは負担が大きいですよね。私も気持ちとしては何とかして来やすくしてあげたいのだけれど、安くするとお客さまの層が当店のイメージとかけ離れてしまいます。
{26CA13D3-91FC-402D-8440-4EA920C480EB}


これは当店に限らずバー全体が抱える問題でもあるので、昨年から仙川のバーのマスターたちと「親睦会」もやって皆と情報共有もしています。

私たちは価格以上の価値を提供していることをこれからも皆さんに丁寧に発信していきたいと思っています。
当店の歴代のスタッフにもお客さまにも役者は多い。とっても。

で、多いということは、どこかの舞台で誰かと誰かが出会い、当店の話になり、ここへ参上!ということも数多ある、と、いうこと。

「あれ?この人とこの人は知り合いなの?」

糸がこんがらがって、説明されてやっとその辻褄が合ってくるという摩訶不思議な巡り合わせもあります。

先日もある役者のお客さまが、ボクの大好きな脚本家であり、お客さまであり、遊び友達でもある市村政孝さんの舞台に出演した役者さんを連れてきました。今度一緒に舞台をやるそうです。

翌日桐朋短大の学園祭に行ったとき、演奏会の休憩中に演劇科の先生でありその舞台の演出をするペーターさんが自ら客席を廻ってパンフを配ってました。
「センセーのブタイ、ヨロシクオネガイシマスネ」「あ、これ昨日、役者さんからもらいましたよん」「オ〜、是非キテクダサイネ〜ルンルン」「もちろん行きますよん❤️」
{0A697E50-5AE2-4DBC-BD30-D17130C31C12}


舞台や音楽をされてる人たちは、このような光景は当たり前だそうで、こりゃ気を抜けない世界だなぁ、と、あらためて思った次第であります。

皆さん!応援してますよ〜チュー