ここ最近は試飲会もろくに行っていなかったので、久しぶりの雰囲気は新鮮でとても楽しかったです。
業務用展示会ではなく、一般向けの試飲会なので、これと言ったヴィンテージものやレアモルトがあったわけではありませんが、銘柄もそこそこ多く、改めて発見することも多い実りある機会でした。
最近のウィスキーは○○年という熟成年数の表記されたものが随分と少なくなってきました。
まだまだ主流にはなりませんが大きな潮流としてこのヴィンテージ表記はなくなっていくのではないかと改めて感じています。
飲み手の側からすると、「長い樽熟成=希少=高い=美味」と結びつけがちですが、あながちそうではないんだよということを売り手がどれほどの誠意で示せるか注目したいところです。
ちなみに皆さん誤解されがちですが、そもそもウィスキーの○○年ものというのは、○○年もののお酒しか入っていませんよ、というわけではありません。○○年が一番若いお酒ですよ、ということなのです。買い手側からすると未熟な原酒がたくさん入っていないという最低の品質保証にはなりますが、作り手からすると若いけど魅力的な原酒が使えないといった味の創造にいろいろと制約が出てきてしまいます。
ただ買い手側の気持ちとして、「ノンヴィンテージ=コストカット」と映ってしまいます。この「誤解」の解消には少し時間がかかるかもしれませんね。
今、グレンモレンジを皮切りにサントリーなどは積極的にこの「壮大な闘い」に挑んでいます。
先日、ある会でサントリーの名誉チーフブレンダ―の輿水精一さんとお会いする機会がありました。
輿水さんはブレンダ―になる前は樽管理の専門家でしたから、若くても魅力的な原酒の可能性を遥か以前から感じていたんだなと改めて思いました。
輿水さんのような世界のトップブレンダ―たちが中心となってこれからウィスキーは新しい時代を迎える予感が大いにしています。
試飲会へ行くと本当にウィスキーの個性はさまざまで、高ヴィンテージが決して美味しいとは限らない奥の深さを感じたりもします(これはウィスキー初心者の方でも必ずわかります)。
かなりの種類を飲んで上機嫌でしたが、こういう有料試飲会のようなものを当店でもやってみたいなと思いました。









