ソフト会社がCSV出力を避ける理由とは? | 売上が伸びている経営者に共通する かしこい顧客リストの活用法をお伝えする!

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顧客戦略アドバイザーの矢野芳幸です。


私の地元にバスも通らない、車でしか行けな
い山の中腹にあるお菓子屋さんがあります。

しかし、県外ナンバーの車がひっきりなしに
来るのです。

最悪の立地条件をカバーする抜群においしい
お菓子と笑顔のスタッフ、これが、この店の
繁盛の秘訣なのだと感じました。

こんな店に出会うと、ビジネスのヒントにも
なりますし、こちらも元気をもらいます。


(本題)

CSVファイルというのを聞かれたことがある
かと思います。

このファイルはソフト間でデータのやりとり
をする共通言語として使われています。

例えば、ショッピングカートのデータを販売
管理システムに取り込む時や、

販売管理システムに登録されている顧客デー
タを年賀状ソフトに渡してハガキ印刷する時、

などです。

ですから、異なるソフト間でデータを受け
渡しする際に、重要な役割をするのです。

当社で開発しました顧客サポートシステムに
も販売当初から、このCSVデータの入出力機
能を標準で装備しています。

理由は、顧客サポートシステムだけで、
中小企業が必要とするものを、すべて賄える
はずがないと思っていたからです。

ソフトにはそれぞれ得意分野があって、

・年賀状などの宛名書きを得意とするもの

・会計処理を得意とするもの

・大量のデータを解析してグラフ化するもの

など、いろいろな用途があるからです。

用途に合わせて最適なソフトを組み合わせて
使うというのが理想だと思っていたからです。

大企業であれば、すべての機能を自社で開発
することが可能かもしれませんが、

私たちのような中小企業では、それは不可能
ですし、得策ではないと考えています。

しかし、市販されているパッケージソフトの
中には、このCSVデータの入出力機能を標準
装備していないものが結構あるのです。

先日このようなことがありました。

物販の会社でしたが、当社の顧客ポートフォ
リオ分析システムを導入したい、ということ
になったのです。

顧客ポートフォリオ分析システムを実行する
には、

・顧客コード(誰が)
・売上日付(いつ)
・売上金額(いくらの金額)

の3種類のデータが最低必要になりますので、

それをCSVデータとして出力する機能を追加
で開発してくださいと依頼したのですが、そ
れはできないという返事でした。

しかし機能は付けられないが、当社が作業を
代行してCSVデータを作成し、それをお渡し
します、ということになりました。

しかし、なんと、その作業一式が1回にあた
り50万円必要になる、というのです。

顧客ポートフォリオ分析システムは、通常
毎月1回出力しますので、毎月50万円だと
1年で600万円もかかることになります。

まったく現実的な話ではありませんでした。

いろいろなやりとりがあったようですが、、
物販の会社の社長が「では御社のソフトを
解約します」とお話されたとたん、CSV出力
する機能を無償で付けますということになっ
たのです。

すったもんだをした6ヵ月間は、なんだった
のかと思いました。

このように、ソフト会社によってはCSV出力
を嫌っている会社が多いのは事実です。

なぜなら、すべてのデータについてCSV出力
機能を付けるということは、他社のソフトに
乗り換えられるというリスクを背負うことに
なるからです。

私もこの2~3ヵ月の間に3件くらい、
これと同じお話を聞きました。

当社の顧客サポートシステムにも全データを
CSV出力できる機能を付けていますので、他
社のソフトに乗り換えられたことがあります。

でも、これで良かったと思っています。

やはり、自分の会社の業務に一番合ったソフ
トを使うべきだと考えているからです。

ソフトは道具ですから、自分に一番合った
道具を使うというのは当然ではないでしょう
か。

いろいろソフトを組み合わせて使う、これが
重要です。

現に、顧客サポートシステムをお使いのお客
さまも、このシステムに登録されている顧客
情報を年賀状ソフトに渡して、DMの宛名書き
を行ったり、

顧客サポートシステムに登録されている売上
データをエクセルに渡して、顧客別売上順位
表や商品別売上順位表のグラフを作成してい
るところがあります。

大事なことは、いかにデータの受け渡しを
スムーズにするかではないでしょうか。

このような経験から、
CSVデータの受け渡し機能を付けていない
ソフト会社には、誠意を感じられません。

ですから、これからソフトを選ばれる際は、
CSVデータを入出力する機能が付いているの
かどうかも確認してください。

これは表面的には見えませんが、とても
重要なポイントだと考えています。


【今日のポイント】

CSVデータの受け渡し機能は必須です。

ソフトを選ばれる際には注意してください。



【ご質問をお寄せください】

顧客管理に関して、ご質問などございました
ら、こちらにお寄せください。

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顧客リスト活用アドバイザー
代表取締役 矢野芳幸

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