待っている間は、立つべきか座るべきか? | 渡邊優子のハッピーワークスタイル

渡邊優子のハッピーワークスタイル

ワークスタイル・アドバイザー

マナー講師の渡邊優子です http://intermanner.com/

先日、こんな質問を受けました。

「取引先の会社を訪問し、応接室に案内され、しばらく先方が来られるのを待つ場合、立って待つのが常識ですよね? 座るなんて失礼ですよね?」


これ、ビジネスではよくあるパターンですが、実は立って待つことが常識ではありません。




例えばある会社の社長にお会いするために先方の会社へ伺い、まず受付などの方に用件を述べると応接室や打ち合せスペースに通される。
そこで、しばらく待つように言われる。
そこで聞き逃してはいけないのは、案内してくださる方の言葉です。

「こちらのお部屋でお待ちください」
と言われれば、下座の椅子の横で立って待ちます。

「どうぞお掛けになってお待ちください」
と言われた場合は、下座に座って待ちます。

「こちらのお席(上座)でお掛けになってお待ちください」
ならば、「上座に失礼いたします」と言ってから上座で座って待ちます。
そして、先方が来られたら「上座に失礼しております」と一言添えましょう。

また、座る場合は、いつでも立てるように浅く腰掛け、室外の気配に注意して、どなたかが入ってこられそうならばすぐに立ちます。



実際に、冒頭の質問をされた男性は、初めてお会いする社長の所へ行かれた際、案内の方から「お掛けになってお待ちください」と言われたのに、気を使って立って待たれたそうです。

その後、社長が入ってこられてから
「案内の者は座るようにご案内しませんでしたか、失礼しました」
とお詫びをされてしまったそう。

お相手にそのような気遣いをさせることは実はマナー違反なのです。




数十年前までは、仕事を発注する側が偉い。受注する側は下手に出て、ペコペコ媚びへつらうのが当たり前。という考え方をする方も多かったのですが、今は違います。

発注者、受注者はよきビジネスパートーナーであり、お互いが一定のレベルで気を使いあい、良い仕事ができるように最大限の努力をし、WinWinの関係であることが常識になっています。
先方が「どうぞリラックスしてください」と気遣いしてくださったなら、一定のレベルでリラックスしてよいのです。

例えば、案内して下さる方が「お掛けになって」とおっしゃったのに、やって来た社長が「座るとは失礼な奴だ」とおっしゃるような一貫性のない会社とは、たとえお付き合いが始まっても良い関係を保つことは難しいと思います。

ですから、「お掛けになって」と言われたら緊張感を持ちつつも、お掛けになってくださいね(^^)



但し! そそうがあって、お詫びに伺ったときは、なんと言われようと立ったまま待つべきです。そうすることで反省の意を伝えましょう。


インターマナーの研修ではこういった内容もお伝えしております。
お問い合わせ、お待ちしております。
http://intermanner.com/w/contact/