先用後利(せんようこうり)の商法 | 渡邊優子のハッピーワークスタイル

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ワークスタイル・アドバイザー

ソフトバンクの孫正義さんの名言
「相手に得をさせれば、私を味方だと思ってくれる。そうすれば、その後の話がまとまりやすくなり、私も得をする。」
これは儒教の教えとも言われている先用後利の考え方です。

日本では富山の薬売りがルーツと言われています。
歴史を調べてみると以下の通り。

富山十万石の二代目藩主 前田正甫が元禄3年(1690年)に江戸城に登城したお際、福島の岩代三春城主・秋田河内守が腹痛を起こし苦しむのを見て、「反魂丹」という薬をのませたところ、すぐに腹痛が治まりました。
これをみた諸国の藩主たちは、領内で「反魂丹」を売り広めてくれるよう正甫公に頼みました。
正甫公は、行商人に「用を先に利を後にせよ」と言い聞かせ、各地の大庄屋を巡ってくすりを配置させ、毎年周期的に巡回して未使用の残品を引き取り、新品と置き換え、服用した薬に対してのみ謝礼金を受け取ることにしました。このしくみが広く受け入れられ、前田藩は大いに潤いました。

今ではオフィスグリコ(カエルの口に100円入れるやつ)のように、当たり前になったシステムですが、当時はものすごく画期的だったのでしょう。

富山には時々仕事でお邪魔しますが、富山駅に隣接する売店では、この反魂丹をはじめとするレトロなお薬が売られています。見ているだけで楽しい♪



さて、最近ネット上で気になったのが、「買ってから選ぶ」というキャッチコピーがついたLOCONDという通販サイト。
http://www.locondo.jp/shop/
とにかく好きなだけオーダーし、イメージが違ったり、サイズが合わないものはどんどん返品してくださいという考え方なのです。
返品前提だと、通販が不安な靴でも同じデザインのサイズ違いをオーダー出来て安心(^^)

先用後利に通じるものを感じます。



人は相手に何かしてもらう(モノをもらう、労力を使ってもらう)などすると何かお返ししなきゃ!と感じます。これを『好意の返報性』といいますが、この心理も働くのでしょう。

まずはお客様に得をしてもらって、その後商売をする。

昔の人は偉かった~。勉強になります。
私の商売方法も少し見直さなければいけません。