インテリアオヤジの独り言 | interior4141のブログ

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『さぁ、インテリア大好き人間はこの指とまれ!!』
と始めた当Blogもいつの間にやら団塊オヤジの呟きに• • •


65歳で(株)日本国の正社員となり半永久??有給休暇を取得

今は気楽なシニアライフを楽しむ身として日々感じたことを書き留めていきます

サム・ウォルトンは、
唯一無二の経営者である。

アーカンソーの片田舎に開設した
(1962年、初年度売上70万ドル)
小さなディスカウントショップを
皮切りに、
僅か60年足らずで、年商40兆円、
世界最強の小売業に育て上げた。





当時、
先進各国は、
歴史的な経済成長期にあり、
経済は毎年二桁成長を続けていた。


しかし、
しかしである。

世界を見渡しても、
ここまで成長を遂げた企業は、
他には見当たらない。

では、
彼の経営術は
他の経営者と
何がどう違っていたのか?

ここが、
とても、
興味深いところである。


世に、
数多く出版されている
企業ウォルマート、
経営者サムウォルトン、
についての著書を読むと、
サムが経営者として、

何を大切”

にしていたか?

が良く判る。





当たり前だが、
サムは事業家として、
事業が成功すること、
売上が上がること、
利益が増えること、
を目指した。

実に当たり前のことである。

しかし、
彼はそれを成し遂げる為に、

恐らく、
他の経営者とは違う手法を取った。


彼は、
売上は結果であると考えた。

決して、
売上達成が目標(先)ではない。

達成しなければならないことは、
お客様満足、
つまり、
お客様の笑顔であるとした。


そして、
更には、

お客様の笑顔を得る為には、

従業員が笑顔にならなければ、

ならないと考え、

サム流の言葉を使い、
サム流の行動をとった。



数々あるサム流の言動の中から、
その一部を紹介したい。


経営理念は、
前回紹介したように、

1.総ての努力は顧客のためであって企業のためではない

2.失敗を恐れず、改善と改革に挑戦し続ける

と、実にシンプルである。

しかし、シンプルなことを
やり遂げることほど、難しいこともない。

そして、
彼はこう続ける。

『ビジネスで成功する為には、
絶えず、自らが“変化”し続けなければならない』


「環境と時代は変化する。
 変化するところに機会が生まれる。
 従って、どこにでも、常に機会はある」

「しかし、その変化に、
 喪失や障害を見る人と、
 “機会“を見る人がいる。
 事実の意味付けは“未来感”で決まる」

「生きている限り未来は確定していない。
 意思と行動によって、
 未来は変えることが出来る。
 世界は、人間によって変えることが出来る」


サムは、
変化を探し、
その変化を機会としてとらえた。

そして、
その機会に挑戦するとき、

彼は、
今までのどの人とも違う方法で
挑戦した。

周りは彼を“異端児”と呼んだ。


そんな声にも、耳をかさず、

「誰もが行かない道にこそ、
 “何か”がある。
 業界の昔からの常識は捨てなさい」

と説き、自らが先頭に立った。


その良き一例として・・・

彼は、
顧客に商品を売るのではなく、
商品を使用する上での満足”を売る
ことを第一とし、
使用上の不満足があれば、
返品を受け入れた。

今では、
多くの企業がこれを取り入れているが、
世界で最初に行ったのは、
サム・ウォルトン氏である。

周りは、
彼のこの行動を嘲笑った。

「そんなことをしたら、
店は返品の山に埋もれ、潰れてしまうよ!」


しかし、
しかしである。

ウォルマートは潰れるどころか、
本当に顧客のことを思う店として
認知され、多くのお客様の支持を
得るようになったのである。


彼の“顧客第一主義”は、
このように、
言葉で体裁を取り繕うのではなく、
行動で顕したのである。

まさに、
彼の経営理念の実践である。



 サムの経営術
『成功のための10ヶ条』
   を紹介する。


①「あなたの事業に夢中になりなさい」

②「利益を総ての従業員と分かち合いなさい」

③「バートナーたちの意欲を引き出しなさい」

④「出来る限りパートナーたちと情報を共有しなさい」

⑤「誰かが会社の為になることをしたら、惜しみなく賞賛しなさい」

⑥「成功を祝い、失敗の中にユーモアを見つけなさい」

⑦「総ての従業員の意見に耳を傾けなさい」

⑧「お客様の期待を超えなさい」

⑨「競争相手より経費を抑えなさい」

⑩「逆流に向かって進みなさい」


どれもが、
当たり前の一句である。

当たり前のことを当たり前に実行する。
それが、普通の人との違いなのだろう。

そして、
サムの言葉の中で、
もっとも印象に残る言葉がある。


それは、

『つまらない仕事はない。つまらなくする自分がいる』

『素晴らしい仕事があるのではない。素晴らしく仕事をする方法があるのだ』

『どこにでもいるような普通の人たちが集まって、誰にも出来ないことを成し遂げよう!!」


本当に素晴らしい言葉であり、
彼は、自分の言葉に責任を持った。

勿論、
彼と同様のことは出来ない。

我々が出来ることは、
彼から何かを学ぶことである。


否、彼から

何を?学ぶか!!

である。