世界中がなかなかAfterコロナになりません。

日本もいまだWithコロナです。

それもとても下手なWithコロナ。

 

経済の戻りが欧米と比べて出遅れている日本。

 

欧米に比べて死者が100分の1以下であったにもかかわらず日本は新型コロナを世界でいちばん怖がっています。

コロナに対する怖がり方が尋常じゃありません。

 

たしかに8月になっても感染者というか陽性者が増える毎日です。

自粛解除前にピンポイントで対策を打っておけば、このようにはならなかったのかなと思いますが、いまさら言ってもしかたがないことです。

 

全体的に感染力は増していますが、重症、死亡者数が急激に多くなっているわけではないので、ウィルスが弱毒化して重症化しにくい傾向になったのでは?という意見も多くなっています。これについて科学的な根拠はない。検査数が増え、以前に比べて軽症者や無症状の感染も発見できるようになったため、感染者全体に占める重症者の割合が小さく見えるだけだと否定的な見解を示している先生方も多くいっらしゃいます。こちらはまだまだ未知のウィルスだから感染者を出来るだけ早くみつけて封じ込めをするために検査数を増やすべきともおっしゃっています。
 

このあたりの意見は一部(同系列)のメディアも同じ意見らしく、繰り返し今日も感染者○○○越えと人々の恐怖をあおっています。

 

一方、日本人の9割はすでに免疫をもっているという説もあります。

昨年11月から今年1月にかけて、日本国内のインフルエンザ感染者が例年より少なかったことに着目し、インフルエンザに感染した人は新型コロナには感染せず、逆もまた同じ。これをウイルス干渉(かんしょう)と呼ぶが、インフルエンザ感染者が減ったのは、インフルエンザウイスとのウイルス干渉を起こすS型・K型が、昨年来の早い時期に日本国内に侵入・拡散していたからだということです。

S型は、昨年10月~12月頃に世界中に拡散。無症状か軽症が多い。G型の致死率を上げる。
K型は、S型の変異型で弱毒性。今年1月頃をピークに日本国内へ侵入。G型に対する獲得免疫を持つ。
G型は中国・武漢で発生、感染力が強い。上海で変異し欧米に拡散。

日本人はG型が上陸する前にK型のその集団免疫を獲得。実際にG型が上陸しても、少ない重症化率・死亡率で済むに至ったということです。

 

これらはウィルスが弱毒化している意見に通じるもので、第2波が来ても、自然免疫の強さは日本人にとって強い助けとなり、再び欧米より被害が軽くなるという考え方です。

 

現在、世論は感染者が増えたので「もっと検査と自粛する必要がある派」と「弱毒=自然免疫派」とまっ二つに分かれています。

 

私たちはどっちを信じたらいいのでしょう?

 

気質というか民族性というか規則に従おうとするあまり融通の利かないところが日本人にはあります。危機感が恐怖心となって、自粛警察が発生し恐ろしいバッシングへと繋がるのも日本人らしい事例です。
 

対面での授業が行われていない学校でPCR陽性者が出てマスコミは大騒ぎ。明らかな症状もないのに複数の学生に陽性者がでたからと学校側は責められていました。

沖縄ではGO TO TRAVEL キャンペーンスタート前に自治会、医療会、観光業界関係者が集まって会議をして、医療は全力で守るからキャペーンをスタートしましょうと決めたと地元のお医者さんのインタビュー動画を見ました。ですが、毎日のように陽性者が増えるニュースで秋以降の旅行キャンセルが続いているとか。沖縄でも重傷者、死者数は増えていません。

 

こんな状況ではみんなの心が病んでしまいます。

 

感染リスクはたしかにまだまだあります。しかし、重症化リスクを減らせばいいのではないかと思います。このウィルスの問題は一部の人にサイトカイン・ストームが起きてしまい、死に至ることもあるということです。恐ろしいといえば恐ろしいのですが、それを起こしやすい高齢者を守りつつ生活をすればそれほど怖がらなくてもいいのではと言われています。

 

結局、国民は自衛するしかないのか。国はなにもやってくれないのかと国のせいにするのではなく、これからもマスクを着けたりソーシャルディスタンシングは実践し、うまくバランスを取りながら私たちは、ウイルスとともに生きる新たな段階へと進み、そのリスクを受け入れることに前向きにならなくてはいけないのではないでしょうか。

 

テレビ、ラジオ、新聞での情報がうまく伝わっていないので私たちは不安を感じています。科学的データを一般国民にもわかりやすく伝えてくれるメディアがあればいいと考えるのはわたしだけでしょうか。丁寧にかつ分かりやすい情報を届けてくれるメディアを私たちは望んでいます。

 

そして、世界中がAfterコロナになっても、秩序ある世界が守られていることを切に願います。