国立新美術館に

マティス展を観に行ってきました。






(ネットより)


40年前のこと。


就職した企業の庶務課にいた私は


次長が作ったファイルを


見ていました。





そのファイルには


・絵画の写真


・作者名と購入金額


・飾られている場所


が、載っていました。



その時、なぜ、それを見ていたのか、


何の仕事をしていたのかは


思い出せませんが


マティスの名前と絵を


覚えています。





ほぼ、同じ形の色違いの絵が


2枚あったからです。


このイカロスのような形の絵でした。




当時、これが切り絵だとは知らず、


シンプルで色鮮やかで


とても印象的でした。







今回、マティス展を見て


音声を聴き


初めて、彼の一生を知りました。





彼が病気の時、


気晴らしに母親が与えた


絵の道具で絵を描いたのが


絵を描き始めた


きっかけだったこと。




国立の美術学校に落ちて


別の学校に行ったこと。




絵を描き始めたのが


21歳だったこと。



年齢によって、


描く絵が全然違うこと。



チャレンジャーだったこと。



80歳を超えて


初めて教会の仕事を請け負ったこと。



などなど。




後半は、写真撮影可能だったので


パシャパシャ撮りました。






一番印象に残ったのは


最後の最後に


教会の内部を再現した展示で




マティスが1番きれいだと


言ったという、


朝の光がステンドグラスを通して


差し込む様子を


観ることができたこと。





祭壇のろうそくの灯だけの


暗い部屋が


だんだん明るくなり



鳥のさえずる声とともに


朝日がスタンドグラスを通して


床に美しい模様を作る様子が


とても美しくて


みな、そこに佇んで


光を見ていました。






マティスという


1人の画家にスポットを当てた


今回の展示は


とても興味深いものでした。







マティスって、きっと、


近くにいる多くの人たちに


愛された人なんだろうな。






残された


絵の具を見て


そんなことを思いました。




それではまた!