毛皮のコートを売りたい | まるとハウス@立川・日野・八王子・町田・相模原

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アラ還・整理収納アドバイザーやすだの暮らしや思い、仕事のことを綴ります。


​今日の記事は、生前整理や遺品整理で、
毛皮のコートを手放そうとしている方の参考になれば幸いです。



先日のこと。



頼まれて毛皮のコートの買取店に

行って来ました。




「27日までだから、よろしく」

と、渡されたのは

このチラシ。




新聞に挟まれていたチラシだそう。








最近、毛皮を着てる人を

ほとんど見かけません。キョロキョロ





毛皮は

ゴージャスだけど重い。



ちょっとそこまで…と

普段で着るものでもない。





現役を引退したら

パーティに出席することもないので

着る機会もない。





シニアには

軽いダウンコートの方がいい。

(ダウンも動物愛護の風潮から

だんだん無くなる???)





ほぼ確実に出番のない

毛皮のコート。


(いやいや、あります…と、いう方がいたら、ごめんなさい。

私の勉強不足)




でも…



○十万円以上もするものだから

可燃物のゴミ袋に

入れて捨てるのは

ちょっと…。


(動物の死体と見えなくもない爆笑




かと言って、古布の回収には

入れられないし…。




古着のお店では

需要はないから…と

引き取ってもらえないし…。






持て余している毛皮のコートを

買い取ってもらえる

チャンス!!

…と、頼まれたのです。







出して見たら

裏にカビが生えていたのに気がつき、

それを拭き取り


裾が一部ほつれていたのを直して


手渡されました。



「もし、買い取れないって言われたら

かまわないから処分してもらって。」

とのこと。





一応電話をしてから

でかけました。



チラシによると他にも

何店舗かあるらしく、

初めにかけた電話番号は、

出なかったのに

別の店舗から電話が入り

今から行きます…とのこと。



店の前でしばらく待つと

お店の人が来て

鍵を開けて

店内に入りました。




来た人の服装を

チラッと見ると

ワイシャツに

グレーのパンツ姿。



…あ、足元

クロックスのサンダル!びっくり


見ちゃいけないものを

見てしまったような…。







元々、たい焼き屋さんが入っていた

小さな店舗に

ダイニングテーブルと椅子が2脚。



テーブルの上には

パソコンが

向かい合わせに座った私から

画面は見えない位置にありました。





外から見える

ガラスのショーケースには

指輪やらブランドもののバッグ、

香水、化粧品、お酒が

並んでいます。





その下は、カーテンで見えないように

なっているけど、

何が入っているのかな?キョロキョロ






高級な感じはしないけど

まあまあ、それなりに清潔な感じで

嫌な雰囲気では

ありませんでした。





仕事柄、

お店に入ると

インテリアや雰囲気、

収納や片付けレベルを

つい、チェックしてしまいます。爆笑







店員さん

「どうして、ここを知りましたか?」



ヤスダ

「チラシで知りました」と、チラシを渡す。



店員さん

「ああ、コレね。

どこの新聞ですか?」



ヤスダ

「読売新聞です」


(データを取っているんだろうな。)






店員さん

「今日、持ってこられた毛皮のコートは

お客様のものですか?」




ヤスダ

「いいえ。違います。

今日は頼まれて、もって来ました」


(盗品ではないか、どうかとか、

チェックしているのかな)





そして、

毛皮のコートを手に取り

タグの有無や

素材の種類など

商品になるかどうか、

チェックしているよう。



そして、何やらパソコンの画面を

目で追った後、

聞きました。



「これ、ウサギですか?」



ヤスダ

「いいえ、違うと思いますが…。

電話して、聞いてみましょうか?」



店員

「お願いします」






電話してきくと、


「ウサギではないと思うけど、

何の毛皮だかわからない。


青山のお店で30年以上前に

70万円くらいで買った」


とのこと。



そう伝えると

また、何やらパソコンの画面を見ながら

検索していたようで


店員

「シェアードミンクですね。

(シェアードミンク?)


あー、染色されていなくて

黒のままだったら、

値段がついたんですけど…



これは、染色されているから…


2,000円ですね。」






ヤスダ

「えっ?2,000円???びっくり


…まぁ、しょうがないですね。


じゃ、もう一つの方は?」





店員

「これは、ミンクですね。


うーん。


エンバ(高級毛皮店)なら

10万円以上、


エンバじゃなくても

ロングコートなら5万円くらいに

なるんですが、

ハーフコートなので…



3,000円ですね。」





ヤスダ

「・・・。

(まぁ、しょうがないか)」




店員

「どうされます?

持って帰って、

メルカリとかで売りますか?」



ヤスダ

「いいえ。

こちらでお願いします」




かくして、毛皮のコートを2点を

引き取ってもらい




個人情報を記入し

(警察からの問い合わせがあった時に

誰が持って来たかわかるためだとか)

免許証提示し、番号を控えられました。


まぁ、ブックオフとかに

持って行っても

記入しますよね。




店員

「5,000円と駐車場代300円です」


と、5,300円手渡しましたが

レシートなどはありませんでした。

(まぁ、いいか…)



帰ろうとすると、


「香水やバッグ、宝石などは

ありませんか?」


と、聞かれました。


「ブランドの香水なら

使ってあっても大丈夫ですよ」



ヤスダ

「シャネルの香水がありましたけど、

使わないなら芳香剤代わりに

使ってましたから、ないです」


と、答えて

店を出ました。






購入代金、2着合わせて

120万円ほどの毛皮は

30年以上経って

5,000円になりました。




モノの価値って

時間と共にどんどん下がって行くのを

改めて実感。




30年間の間に身につけたのは

一度か二度。



毛皮や本物の宝石などは

そういうものなのかもしれません。


(我々世代なら婚約指輪なんかもそうかも)








帰ってから

電話で結末を伝えると

大笑いされました。爆笑爆笑爆笑



笑ってくれて良かったです。






何年も何年も

なかなか思い切れず

手放せなかった

毛皮のコートを

手放せたことの方が

嬉しかったみたい。ウインク





現役時代、

人生で1番輝いていた日の

思い出の品を

潔く手放せたことを

褒めてあげたいですね。



人って、なかなかそれを

手放せないから…。




それではまた!


最後までお読みいただき、

ありがとうございました。ニコニコ





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