こんばんは♪まるとです
今日は、家具屋さんでバイトの日。
和室の家具をお探しのお客様から
「どうして、この家具こんなに安いんですか?」
と、声をかけられました。
お客様がご覧になっていたのは
民芸家具。
小ぶりな6段の箪笥で
6万円近くしますので
決して「安い」
と、いうお値段ではありません。
それをお客様が「安い」
と、感じられたのは
その前に「岩谷堂箪笥」をご覧になっていたからです。
岩屋堂箪笥とは
岩手の伝統工芸品で、
銭型平次などの時代劇で
出てくるような金具付きの和家具です。
欅(けやき)などの木に職人さんが
漆を何度も重ねて塗ったり、
金具も一つ一つ職人さんが手作業で作る
など、いくつもの工程を職人さんの手作業で
行うため、
お値段は小さな箪笥でも20万円を越えます。
(バイト先においてある岩屋堂箪笥)
ですが、
美しく浮き出た木目や
味のある重厚な金具は
本物である貫禄があり
存在感があります。
一方の民芸家具は
デザイン的には同様なのですが
やはり重厚感や存在感や美しさが
かないません。
その民芸家具だって、
無垢材を使ったものですから
決して安物ではありません。
ただ、重みが違いすぎるなぁ・・・
と、いう気がします。
i岩屋堂箪笥の小さなもの一つでも
和室がぐっと素敵になります。
本物が持つ味わいや存在感は
重みがあるなぁ・・・
と、改めて感心したまるとです。