2月10日、奈良競輪開設記念「春日賞」2日目に行ってきました。

目当ては神山雄一郎さんのトークショー。

神山雄一郎さんは2024年12月24日で競輪選手を引退。
通算909勝、G1制覇16回、記念優勝は99回の輝かしい成績を残しました。

G1の4日以上の全てのタイトルを制覇し、グランドスラム達成はしたものの、グランプリだけは穫れませんでした。


司会の女性が現役時代の実績を説明したあと、909勝で記念99回に「9という数字が好きなんですか?」という話になりましたが…


神山さんは現役時代は節目とか優勝回数はほとんど意識してなかったそうです。

ただ、岸和田の記念決勝で1着入線で失格したので、これが無かったら記念100勝と言ってました。


16回のG1制覇など、走ってたころは意識してなかったけど、辞めてからは「よくやったな」と思っているようです。


奈良バンクの印象について、「あまり活躍してないですよ」と言いながらも、記念は2回制覇。

しかし、直線の短い奈良は「自力の頃は良いけど、追い込みになると厳しい、抜けないこともある」と。


引退してからも自転車の練習はしていて、「せっかく鍛えた身体を落としたくない」、「健康のため」とは言ってましたが、

思ったより忙しくて乗れてないようです。


節目の900勝もあまり意識はしてなくても、新聞とかのカメラマンが撮影する用意をしてたのですが、

899勝から2〜3ヶ月間1着取れず長かったみたいです。


「引退レースの後はグッときましたか?」の質問には、

「僕から車券が売れていたので、勝って飯嶋(則之選手)とワンツー決めれてホッとした」とのことです。


養成所の所長になったら、「スピードケイリンで世界を意識してるだろうけど、ゴールする前に落車も多いので、お客さんの車券を紙くずにさせないよう、ハンドル捌きなど『漢字の競輪』も教えていきたい。」

「ナショナルはナショナルで練習するんだけど、日本のギャンブルの競輪、『漢字の競輪』の強い選手を育てる必要も有る」


最近多い3.92のギヤ倍数については、「オリンピックや世界も倍数かけてるので………ただ、40以上は4回転以上もアリかな…」と言ってました。


神山雄一郎さんは4月1日から日本競輪選手養成所の所長に、現在の所長の滝澤正光さんはアドバイザーになる予定です。



トークショーの前のレースの合間に、固定自転車のサイクルタイムトライアルに挑戦してみました。

去年は無茶苦茶重いセッティングだったのに対し、今年は軽く感じました。


最高速度は私より速い人も多かったけど、「安定感してる」と言われ、実際失速はしなかったし息も切れなかったです。

禁煙8年、心肺機能は良くなってる気がします。