4月14日、日曜日。

去年の6月に田村風起選手のTwitter(今で言うX)とDMM競輪のブログで、一般人でもバンクを走れる「愛好会」が有るのを知り、


警備をしている元競輪選手にバンクを走るのはどんな感じと訪ねたところ、


「ロードで30km/h出せたら普通にバンク走れる」


と返事が帰ってきたので、「いつか走りに行こう!」とは思っていたけど、雨で流れたり暑いのイヤだったり、自転車競技のウェア持ってないので冬は避けて…



しかし、3月の月末に岸和田競輪に行ったら、「奈良の愛好会に大津(初雄)さん来てる」と聞いたので


「懐かしい、10年以上ぶりに会ってみたい」の気持ちで奈良競輪場の愛好会に行ってきました。


名前を書いて、500円の1日レジャー保険に入って…


ほとんどの参加者は自分のロードバイクやトラック競技の自転車を持ち込んでますが、持ち込まなくても数台貸出もしてます。


自転車を借りに連れていってくれたのは田村風起選手でした。



そして借りた自転車は、G1やグランプリも制覇し、奈良開設記念競輪を連覇した三谷竜生選手が使ってた自転車でした。


M.Ryukiと書いてます。


そしてヘルメットは、日野未来選手のヘルメットでした。


奈良の男女トップレーサーの道具を使うなんて、とんでもなく贅沢。


はじめてのバンク走行なので、安全のためのマナーを田村風起選手に、そしてバンク周回のコツを佐藤成人選手に教えてもらいました。


乗り始めは内側の緑の部分から、そして赤い部分で何周か慣らし…


スピードを上げて内圏線と外帯線の間の、競技でいう「スプリンターレーン」の走行に移りました。



「コーナーは曲がるのではなく、真っ直ぐ走るつもりで前を見て!」とのアドバイスのもと、直進するように走るとあら不思議……


傾斜(カント)が付いてるから勝手に曲がっていきます。


内に行ったり外に行ったりせずに軽く30km/hぐらいで線と平行に走る限り、ひたすら真っ直ぐに進む感じです。


ロードバイクで道路を走るより、競輪のピストでバンクを走るほうが、感触が軽くてスピード感が凄い。


前半の自由走行が終わると、タイム測定に入ります。


タイム測定も勧められたりもしたけど、まだ走り方を解ってない身分なので遠慮しました。


競輪の模擬レースも有り、先頭誘導員はアイドルマスターの「芹沢あさひ」のヘルメットを被った田村風起選手でした。


後半も自由走行で何周か回りましたが、慣れないバンク走行で首が痛くなってきたので途中で降りました。


佐藤成人選手が「OBも来てるよ」と言ったので「大津さんですか」と聞くと…


大津さんのところに連れていってくれて、再会できました。

大津さんも覚えてくれていて、「元気か?」と聞かれたので「元気です!」と答えました。


私が競輪をやりだした頃は、大津さんが面白いこともあって岸和田のガイダンスコーナーによく通ったものです。


「今日がバンク走行初めてで、内外線間を走るのがやっとでした。緊張しました」と言うと、


「始めはそんなもんや、慣れたら上にも上がれる。」と答えてくれました。



佐藤成人選手には、「後で、明日ぐらいに筋肉痛になるだろう」と言われましたが、大丈夫でした。


予想以上に充実した、バンク走行初体験でした。



愛好会に通ってバンクに慣れてる他の参加者の皆さん、本当に速い。40km/h以上は楽に出てると思う。


普段から鍛えたり、自転車で走る習慣があればバンク走行は出来そうですが、


田村風起選手のブログの「ゆるい雰囲気」の表現ほどゆるい雰囲気ではないかな。



30km/h以上で自転車がビュンビュン走ってるので。