南海電車の土休日回数券


この南海電車の回数券も、3月末で発売を終え、平日使えるタイプの普通、時差回数券は6月末で期限を迎え、南海電車の回数券の歴史に終止符が打たれます。

関西では、京阪電車から回数券廃止の流れが来て、

JR西日本のICOCAが使える区間、阪急電車、阪神電車、と廃止されてきました。

「金券ショップにバラ売りされて、安く乗られたくない!」気持ちは解るが、

JR西日本の、阪急電車との競合区間以外のICOCAポイントの還元率が、あまり良くないです。

京阪電車、阪急電車、阪神電車、山陽電車のポイントは、月初めから月末までの間に同じ運賃区間を11回以上乗らないと付かない上、半端は切り捨てるので、
定期券を使うほどではないが、それなりに乗る客や、グループ客には冷たいと思います。

回数券廃止の流れで、金券ショップの棚も見た目はサッパリしました。

回数券が当たり前だった頃は、JR回数券は区間制だったので、色々な行先の回数券がバラ売りされてたし、

近鉄以外の私鉄の回数券は、乗った駅からの運賃制で、定価の運賃と比較するように、普通、時差、土休日と値段表を貼ってバラ売りしてました。

近鉄の回数券はカード式で、紙の券に引き換えると、「引き換えた駅から当日限り有効」の縛りが有るため、近鉄沿線の一部の金券ショップが少量で売ってたぐらいです。

大阪シティバスの回数券は昔は紙だったけど、今はデジタル式で、
「QUICK RIDE」アプリにて、クレジットカードかPayPayでしか買えないので、スマホや機械が苦手な客や、高齢者には優しくないと思います。


回数券でも、特に土休日回数券は割引率が高く、グループ利用も出来て便利だったが残るは近鉄のみ。

写真は近鉄の普通回数券(パールカード11)で、まだ健在(同じ区間、手前が値上げ前、奥が値上げ後)。
時差回数券(オフピークチケット)や土休日回数券(サンキューチケット)は、利用可能な日時しか売ってないのが不便なところ。

新型券売機は回数券カードを発売していないので、新型に替えられると回数券廃止のおそれも………


Osaka Metro・北急連絡回数券も今のところ、券売機で発売されているが、箕面萱野まで延伸しても発売が続くか疑問。

時代の流れで、日本から紙の回数券が消える日も、そう遠くないかもしれない。

新幹線回数券も区間によって廃止されてるし、

松山に帰ったとき利用する、伊予鉄では回数券という言葉を聞いたことがありません。