車券を全く買わなくなってから2年弱、競輪場に行くのも面倒になり、1年8ヶ月ぶりに岸和田競輪場に行きました(その時はガールズ付き開催だった)。


今回は強豪選手の集まるG1、高松宮記念杯競輪の最終日でした。

大きいレースということで、キッチンカーや、元選手の予想コーナーなど、色々ありました。

しかし、私の個人的楽しみは、昔阪神で活躍してた、能見篤史さん(以下ノウミサン)と、矢野燿大前監督のトークショーでした。

ノウミサンは阪神で16年、オリックスではコーチ兼任で2年、左投げの投手として活躍してました。

意外と男前な顔で、体格もシュッとしていて、
「世界一綺麗」と言われるワインドアップの投球フォームを、エアで披露してくれました。

解説は、解説者によって色々個性が有ると言ってましたが、

「解りやすい解説を心がけている」とのこと。

そして矢野前監督は、去年開幕9連敗、1引き分けを挟んで6連敗の悲惨な出だしから、3位でクライマックスシリーズ進出を果たしたチームに、

「あきらめない野球が出来るチームになって良かった」

と述べてました。

また、「不可能じゃないよ」と少年野球などの育成にも力を入れているようです。

さらに阪神タイガースから競輪選手に転向した、萱島大介選手と伊代野貴照選手について、

「僕は萱島や伊代野とは同じ世代にやっていたけど、伊代野が(競輪選手として)育つとは思わなかった。脚で稼ぐなら萱島のほうが良いと思っていた」

とのことです。

萱島選手は現在A級でも、2018/1/1〜2022/6/30まではS級でした。

伊代野選手は、デビュー戦(奈良競輪、現地観戦してた)こそプロの洗礼を浴びたが、兵庫から奈良に移籍後、力を付けS級で活躍してます。

最近は競輪場に足を運んでいなかったが、G1となると、とにかく声援が凄い。

競輪場の近くの餃子の王将が混んでいたので、到着が遅れ、第5レースから12レースまで観戦。

ただ、意外だったのは、ヤジのキツさで全国的に有名な岸和田競輪場で、「アホ!」、「ボケ!」とか痛烈なヤジが飛んでなかったこと。

昔なんか、本命で飛んだり、車券がハズレるとボロクソ言うのが日常茶飯事で(個人的には奈良競輪場のほうがキツいと思ってる)、選手にも丸聞こえだったし。

噂では、今はガールズに「ブス!」系のヤジも飛ぶらしいが。

決勝は、新山選手が追い上げたところを、前受けの脇本選手が突っ張って先行!

松浦選手が捲くってきたところを、番手の古性選手がブロックを喰らわして直線抜け出して地元大阪での優勝!

2着は内、中を縫うように巧みなコース取りをした、矢野前監督から花束を受け取りたかったであろう、阪神ファンの佐藤慎太郎選手。

3着は近畿3番手でインを閉めて援護した、稲川選手でした。

すぐ帰っても、電車が混むだろうし、表彰式、閉会式も見たかったので最後まで見てました。

優勝インタビューでは、古性選手が涙ぐむ場面もありました。

現在、誰もが認める、大阪で1番強い競輪選手ということで、場内、南海電車寄りの場外の柵ともに古性選手のG1、グランプリ優勝の写真がたくさん。

稲川選手も第65回高松宮記念杯競輪で優勝しているが、稲川選手の宣伝は無し。
話が古いせいか…………

日本橋の場外車券売場の元選手に「愛好会でバンクを走ってみたい」と言ったら、

「ロードで30km/m出せたら走れるよ。ただ、奈良は傾斜がキツく、内側に自転車を傾けないとペダルが引っかかって後輪浮いて転ける」

と言われました。

歳も40過ぎてるし、93期から年齢制限が撤廃されたけど、選手になれるような脚力は有るわけ無いが、(だから2着の佐藤慎太郎選手が余計に凄いと感じる)

バンクを走り回りたいね。
6/11の奈良競輪場の愛好会は行くつもりでいたが、あいにくの雨(約12年前の鐘輪会メンバーには、またかと言われそうな展開)で中止になったし……