来年4月から、鉄道各社では、「バリアフリー料金」だの名前が付いた10円値上げをするらしいが…
近鉄だけは違う💢!
なんと、運賃17%値上げを国土交通省に申請…
初乗り(3km以内)でも20円、大阪難波〜名古屋間だと、一気に400円以上値上げ……
コロナ禍のせいとか言われるが、
故・安倍氏の政権時代の、一発目の緊急事態宣言では街から人が消え、
車内販売や食事がウリの観光特急「しまかぜ」、「青の交響曲(シンフォニー)」の車内サービスも休止されるなど、散々でした。
しかしねぇ、路線距離が大きいから被害が大きかったのだろうけど、
他社だって、例えば阪神では高校野球中止、プロ野球無観客+試合数削減、
さらに野球選手は年俸制で、複数年契約で数億円プレイヤーが何人もいたら、
球団からグループまで傾きそう。
高校野球中止やトーナメントだけでなく、数試合を無観客でやってたら高野連が傾きだし、
甲子園、高校野球の外野席はタダでなくなり、前売りチケットは日付指定で、雨で順延になったら中止の日付のチケットのみ返還し、
対戦カードだけがスライドし、見たい対戦カードの日とズレる可能性も有る、まるでガチャに近い状態になりました。
また奈良県知事も近鉄の値上げの話に怒っていて、
「町外れの駅はバリアフリーがなってない💢」
「傲慢経営💢」
など、かなりオカンムリの様子。
奈良県自体、JRより近鉄のほうが便利で「県民の足」として、近鉄寄りの方が駅の周りが賑やかなのが当たり前です。
さらに、他社と違い、特急には新車が入っているが…

一般車は十数年新車を全く、入れてません。

そして、車両の高齢化が加速し、古い車両だらけに。
(茶色い、シリーズ21でも初期タイプなら20年位)
赤くて、先頭が丸っこい車両は、古い車両で昭和40年代の車両も多数。

で、これら昭和40年代の古い車両から、一気に新車に置き換えることになりました。
第一弾は、奈良線や京都線などに新車4両×10編成を2年後を目処に導入。
その後、各線に大量に投入して古参車両と置き換える計画でしょう。
運賃17%値上げの真相は、コロナ禍も少しは有るかもしれませんが、新車大量投入の経費を捻出するかのようにも、思います。
一方、近鉄以外の他社では、まず南海の8300系。
始めは珍しい車両でしたが、地道に量産し、
今や、かなり見かける存在になっています。

阪神も古い、上がクリーム色の古い車両を置き換えるべく、ステンレス製のジェットシルバー5700を量産。
上がクリーム色の5001形がかえって貴重な存在に。

山陽も、当初は古い3000、3050系をリニューアルして凌ぐつもりが、痛みがひどいのか、新車6000系を投入。
3両、4両、時には3+3の6両(連番で大阪方が偶数、姫路方が奇数)で、普通から、直通特急まで幅広く運用されてます。

京阪も13000系を気長に量産し続けて10周年。古い車両も少しは残ってるものの、すっかりお馴染みの顔に。
阪急は8両編成のみ1000、1300系を次々投入し、今となっては、8両ロングシートの主役級に。
奈良県知事も、他社の一般車両事情を知って怒るのなら、むしろ支持したいぐらい。
いくら特急料金、特別席料金は据え置きでも。
近鉄グループ全体では巻き返して、黒字転換したとも聞きますけど。
ダイヤ改正ごとに本数や両数を減らしたり、終電繰り上げなど、露骨な経費節減と、不便を押し付ける体制には、
「嫌われたいんか?」
と思うありさまです。
私は、終電繰り上げ喰らったせいで、東京方面、広島・博多方面からの最終の新幹線を利用すれば、終電に間に合わず、途中から徒歩かタクシーじゃないと帰れなくなりました。
昔、今で言うJRが国鉄だった頃、国鉄が値上げを繰り返したから新幹線と比較して割安な近鉄の名阪特急が生き残り、
「アーバンライナー」の成功に繋がりました。
そして今は「ひのとり」へと進化、「ひのとり」はさらなる追加料金が必要でも、
追加料金以上のコストパフォーマンスを発揮し、特に両端の「プレミアムシート」は大好評!
休日の朝とかは当日券がほぼ取れない状態です。
緊急事態宣言の時は絶望的だった観光特急「しまかぜ」、「青の交響曲(シンフォニー)」も人気復活。
せっかく復活ムードになってるのに、17%値上げなんかしたら、逆に昔の国鉄の二の舞になり、
名阪間では新幹線に、名古屋〜八田、蟹江、弥富、桑名、少し歩くけど四日市ではJR東海の方がより安くなり、
まして今は快速が停まらない、弥富に快速を停めたりしたら、利用者の流れも変わりそう。
大阪寄りでも、高井田(大和路線)に快速を停めてしまえば、河内国分とあまり距離が離れてないし、
天王寺、あべのは大和路線の方が便利なので、地図が塗り替えられるかも、しれません。
むしろ、個人的に腹立つから、「JRよ、競ったれ、ストロー喰らわしたれ!」と思います。