昨年12月24日、大阪環状線に新型車両323系が登場、営業運転を開始しました。


従来の車両、環状線の103系や201系のシンボルカラー「オレンジ」が良い感じ。


1月19日に乗ってみました。

寺田町から外回り(遠回り)で玉造まで乗車。


従来の103系や201系は片側4扉に対し、


323系は3扉と、デビュー前は「扉を減らして大丈夫か?」とも思ってましたが……


特に問題なく、走ってました。

問題有ったら奈良や関西空港、和歌山方面から3扉クロスシート車をラッシュ時に乗り入れなんか出来ないか……


乗ったのは外回りの後ろから2両目で、新今宮で関空/紀州路快速に抜かれたせいもあって空いてました。


大阪環状線の混雑は偏りがあり、外回りの前寄り、特に先頭の8号車は混雑します。


そのため、8号車のみ座席を減らしてドアの周りを広くするなど、環状線の事情に合わせた工夫がされてます。

4号車は女性専用車で、他の車両ではドア横のオレンジが、4号車だけわざとピンクにして分かりやすくなってます。


ただ、分かりやすさ重視とはいえ、女性専用車だけ照明が電球色なのは私の好み上、納得出来ません。

京阪特急なら2階建てだけ電球色ですが、これは誰でも乗れます。


しかし、新幹線700系や常磐線特急はグリーン車のみ電球色照明で上品さと落ち着いた雰囲気を演出。




↑常磐線特急E657系グリーン車。

性別でグリーン車のような演出の照明か白か差別するのは到底納得出来ない!

激しい混雑時以外なら、個人的に電球色照明のほうが好きだから。


座席は座布団のみバケットタイプのロングシートで幅も余裕があり、座り心地はまずまずでした。


所々にひじ掛けを兼ねた仕切りが有るのは阪急の9000系や1000系を思い出します。


車体の形は225系2次車や、



227系と瓜二つ。


車内の座席だけが違い、他は徹底した共通設計、いわゆる「ユニバーサルデザイン」のような感じ。


現在、323系はまだ少なく古い103系や201系との共演も見られますが、

JRは置き換えが早いので増備が進めば103系や201系はあっという間に環状線から姿を消すでしょう。


JR西日本では「大阪環状線改造プロジェクト」を進めていて、323系はプロジェクトの目玉商品です。

その過渡期の今こそ、大阪環状線は面白い。