ヨーロッパ鉄道の旅に関する本10冊以上読み、ヨーロッパの鉄道関連のYouTube動画を100本以上見てると、日本ほど駅の乗車位置案内が親切でピンポイントではないのが分かります。


これは8年以上前から知っていた話。


だから、ドイツのICEやフランスのTGVの駅のシーンを見ても東海道新幹線みたいなLEDの、下の写真のような案内はもちろん無く、足元にも印はなく、大雑把にA、B、C、D……の札がぶら下がってるぐらいです。

だからこそ、グリーン車やデラックスシートを利用するときは、乗車位置に向かうときから乗車位置に辿り着いてしばらくの間、競輪の選手紹介の曲「銀河」を流したくなります。


ラインの先行屋と番手を表現し、かつ曲の雰囲気で自分がグリーン車やデラックスに乗る優越感を強化するために……………
ガラケーの頃は無理矢理録音して、実際流してましたが。



しかし、外国に比べて乗車位置案内が親切で分かりやすいと言われる日本でも、色々乗れば詰めが甘くて不親切なところにも出逢えます。


たとえば近鉄大阪線、名古屋線、山田線、鳥羽線の5200系

近鉄の一般車両は片側4扉が標準なのに対し、この5200系だけは写真の通り片側3扉。


したがって、当然扉の位置も違ってきます。


5200系の乗車位置を示す印も一部の駅にしか無く、
印が有っても「前4両は3扉車です」みたいな気の利いた放送なんか流れません。



5200系は扉の位置が違い、トイレも装備していることから走る時間は決まっていて、

「タイミング、連結される位置さえ覚えたらこっちのモンや」

と思っても、そうはいかず、


たまに別の4扉、トイレ付きの車両が代走することも有ります。
代走するからといって、「今日は運用の都合で全部4扉車です」みたいな案内も無いです。


他の一般車両とはレベルが違う5200系に乗るつもりで


△に並んでハズレの代走が入った上に座れなかったら地獄絵図とも言えます。


よく、「整列乗車にご協力お願いします。」を聞きますが、


目印が有ってこそ整列乗車が出来るもので、


今回例に挙げた近鉄のみならず、整列乗車とか発言するなら案内も親切にしてもらいたいですね。