元町に焼肉(食べ放題)を食べに行った帰りは阪神電車に乗りました。


尼崎駅から乗った急行、梅田行き8523編成は、まさに「走る阪神大震災の爪痕」であり、関西の鉄道ファンにはとても有名な電車です。


なぜ阪神大震災の爪痕なのか?
なぜ有名なのか?


それは6両編成の全体を見ると解ります。


この編成は梅田寄りから8523、8023、8123、8102、8002、8502の順の並びで、梅田寄り3両と姫路寄り3両ではあからさまに形が違います。


阪神大震災の前は、梅田寄り下2桁23の編成の姫路寄りは下2桁24で、姫路寄り下2桁02の編成の梅田寄りは下2桁01でした。


8000系のうち、下2桁01+02の編成のみ試作車であるため、古い車体のデザインです。


阪神大震災で被災し、8000系の一部は橋桁からぶさらがったりして、修理不可となり、当時の阪神の最新型であるにも関わらず、廃車も発生しました。


急場凌ぎの数合わせで、形が違うが梅田寄りが廃車にならなかった8223(現8523)、8023、8123と姫路寄りが廃車にならなかった8102、8002、8202(現8502)を繋ぎ6両編成で、


現在は内装をリニューアルし中間車はクロスシート、車体塗装も「ジャイアンツカラー」となって走っています。


私の携帯カメラが故障で使えないため、写真はありません。悪しからずご了承願います。


しかし、3両目と4両目では窓も全然違うので、鉄道ファン以外の方でも、


一目見れば「コイツのことか!!?」と思われるでしょう。


この編成を見ると、テレビで見た滅茶苦茶な地獄絵図とも言える光景を思いだします。


1995年1月17日、関西を襲った悲劇「阪神大震災」

あの悲劇は決して風化してはいけません。


また、東日本大震災の被災地の一刻も早い復興をお祈り致します。