阪急神戸線。


大阪梅田~神戸三宮を結び、一部の列車は神戸高速鉄道の新開地まで乗り入れしています。


阪神、JRより山側を走ります。


普通に比べて特急がやや庶民的な雰囲気なのにはちゃんとワケがあります。


一つは特急料金不要な上、長距離になるほどJRに対して割安な運賃設定になっていること。


例を挙げれば、三宮~富田(とんだ)では、JRは片道780円でも、阪急で行けば半額の390円で行けます。


半額で飯代が浮こうものなら十三乗り換えも苦にはならないです。


そしてもう一つは、西宮北口から西は六甲山の麓の高級住宅街を走り、特に夙川~王子公園間の車窓は大きめの一軒家が目につきます。


特急は西宮北口~三宮までの間は夙川と岡本のみ停車で、


基本的に西宮北口で特急と普通の接続があり、梅田~三宮ではごく一部の時間帯以外は特急が先着なので、よそ者はほとんど特急利用です。


したがって、西宮北口~三宮間の普通(この区間は各停の急行含む)は高級住宅街の住民の割合が高くなってしまいます。


さらに、特急といえど、同じ阪急は京都線のほとんどの特急や、


並行のJRの新快速、快速のような転換クロスシートではなく、


ロングシート主体なところも庶民的です。


神戸寄り2両だけクロスシートの編成も2本ありますが、特急で走らずに普通で走ったりもします。


さらに日によっては贅沢な雰囲気の間接照明の新型が普通に被って運用されたりもします。
Intercityローラン  Exciting Express


阪急神戸線、西宮北口~三宮間。


運賃表に似合わない車窓と、


優等列車のほうが贅沢そうなのに車内が庶民的な雰囲気は他所には無い、


一つの特徴であり、また個性だと言えます。