「快速」の上をいく「新快速」


大都市近郊ならどこにでもありそうだが、


「新快速」は名古屋近郊と京阪神近郊の東海道線、山陽本線、湖西線、赤穂線、北陸本線にしか存在しません。


近畿地区のJR西日本の223系
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中部地区のJR東海313系
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近畿、中部の新快速は共に追加料金無しで乗れる列車の中では最速の部類に入り、


名古屋~岐阜間や京都~姫路間では特急料金が必要な特急の一部よりも速い。


車内設備も転換クロスシート中心のレベルの高いものになってます。



「新快速」が走る区間の多くは、他の鉄道会社との競争、乗客の奪い合いが激しいのが最大の特徴で、


姫路~神戸は山陽電鉄、

神戸~大阪は阪急、阪神

大阪~京都は阪急、京阪

岐阜~名古屋~豊橋は名鉄

新大阪~米原は在来線はJR西日本だが新幹線はJR東海

長距離が割高なJRがこれらの他社線に対抗するためには、


他社の車両のレベルも高く、並の車両では勝ち目が無いため、速さと他社以上の車内の贅沢さでアピールするのが現実的といえます。


車両の「新快速」の種別表示はJR西日本は青文字、東海はオレンジ地白文字で、


共に両者のコーポレーションカラーが採用されていることから、勝負をかけているとも思えます。


新快速の速さを覚えてしまうと、


特急料金が必要な列車は別として


他の在来線や私鉄が遅く、のんきに感じます。