基本的な流れはTVシリーズと同じで、機械の体をタダ
でくれる星を目指し、銀河超特急999で鉄郎とメーテル
が旅をするというストーリーで、その途中で停車する
星々での様々なドラマが描かれる。
また松本作品の人気キャラ、キャプテン・ハーロック、
クイーン・エメラルダス、トチローなどがゲスト出演
するが、それらの絡ませ方も上手く、決して取って
付けたようになってない感じも良かった。
物語は原作では鉄郎は殺された母の仇である機械伯爵
への復讐を序盤で果たすが、劇場版では中盤に持って
来るなど時系列の組み換えも巧みで、その流れで一気
にクライマックスへ突入するのだった。
鉄郎の声は今やレジェンドとなった野沢雅子が担当し、
一般には悟空の印象が強いかもしれないが、自分は
圧倒的に鉄郎である。正義感が強く、尚且つ優しさも
兼ね備える勇気ある少年の声を巧みに演じていた。
メーテルの池田昌子は残念ながら今年三月に他界した
が、謎に満ちた女性を気品と芯の強さを織り交ぜての
演技は見事だったし、オードリー・ヘップバーンの声
も担当していたが、そちらも良く合っていた。
