ジョジョは屋根裏の少女・エルサと当初は
反目し合っていたが、やがて奇妙な感情が
芽生えてゆく。この辺りの二人の関係の
描き方も一風変わっていて良かった。
(更に若干ネタバレ)しかしそんなある日、
ジョジョに悲劇が訪れる。街中の処刑場に
吊るされていたのは・・・この場面は全てを
見せずにジョジョの悲しみを表現していた。
やがて戦火がジョジョの街にも迫り、銃弾
が飛び交う中を逃げ惑うが、あくまでも
ジョジョの視点から描いており、ここも
独特の映像表現だった。
ラストはそう来るかといった締め括りだった
が、全編に渡り監督のタイカ・ワイティティの
持ち味が生かされた快作だった。個人的に
アカデミー作品賞に推したいぐらいであった。